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『PARTS PER BILLION』

果たして自分ならどうする?
インフェクション
現在、世界蔓延中のコロナウイルス。このご時勢でなければ心に響かなかっただろう。
本作はホラー映画じゃございません。だから途中で観るのをやめても構わなかった。レビューするのもためらわれた。けど毎日情報が錯綜するニュースでコロナの恐ろしさを知り、果たして自分ならどうする?と至ったのです。
話が行ったり来たりする逆再生進行が話をややこしくさせているのでレビューも書いててしんどかった!
ほぼラブストーリーだしね( ;∀;)




本作は、生物兵器が使用された世界を描いています。
生物兵器と言えばバイオハザードのように人間がゾンビ化するのを想像します。ホラー映画ファンもそれを望む。
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実際は即死でしょう。
この生物兵器は動物には効果がないのです。人間だけが死に至る物質。



皮肉にも今の社会情勢に沿った散布だったようで。
中東は既に壊滅状態。貿易風の影響で、使用した国にも影響が出始めます。
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使用した政府は「自国は安全」としきりに国民に訴える。
今回のコロナウィルスと似たような説明ですよね。ここまで感染が広がるとは誰が想像したでしょう。医者や科学者が先回り出来ないまま、情報だけが先行し、世界は混乱に陥る。



本作は戦争という形で生物兵器が使われた。
使用した国の住人は事態が収束することだけを望み、まるで他人事のように日常生活を過ごす。
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この若いカップルはエリックとアナ。新婚夫婦ですがニュースを観て悲観するアナに比べ、エリックは音楽に没頭している。少しずつですが夫婦の間に隙間が生まれる。



アナが心配するのも無理はない。
自国に影響が出てきているからです。戦争とはそういうものだ。諸刃の剣。
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それにアナには特別な能力があるようで、視界の端々に妙なものが見える。幼い頃から備わっていたこの既視能力が、今は常に発生して苦しめる。夫エリックには言えない。言った所で何になるのでしょう。
世界は終わるのだ。




老夫婦が病院内を進む。
酸素ボンベを探しているのだ。
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院内は死体だらけ。先ほどまでお世話になっていた看護師の死体に胸を痛める。




酸素ボンベを外してる!?
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ビックリしましたが、これには理由がある。この老夫婦の夫が何を隠そう生物兵器を作った男なのだ。
作ったというより、ある企業に大金と引き換えに情報提供したのだ。
兵器の構造は自分がよく知っている。収束までに2週間。2週間乗り切れば助かる・・・はずなのだ。それまでに心臓病の妻に酸素ボンベを供給しなければならない。
酸素ボンベを探す旅に出る。



自国の状況がまだ呑み込めていない男2人がバスケに興じる。
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平日だから公園に人が少ないのだろうとタカをくくってますが、人々は自国脱出に動いている。ニュースを観ないと行動が遅れてしまいます。けど、その情報が間違っていたら?もどかしいですよね。
男の1人、レンは妻からの電話に気が付く。「早く家に戻って」という留守電。胸騒ぎがする。

ここから時系列が逆再生していく。


婚約前、エリックは唯一の肉親である祖父母宅に向かう。
婚約者のアナを紹介するためです。
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あら?この祖父母って先ほどの老夫婦じゃないですか!
こんなところで繋がっていたの?



レンの妻、ミアは優秀な弁護士です。
レンに「早く家に戻って」と電話する前に、依頼人と最後の交渉中です。
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あら?この依頼人、老夫婦の夫じゃないですか!
・・・そういう映画?

つまり登場人物の3カップルは視聴者を驚かすほど繋がっていたのね(棒)。



老夫婦は死体が転がる市街地を進む。
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死体がポロッと映る程度で、終末感はそこまで感じられません。恐ろしく予算が少ない映画と見た(笑)



レンが自宅に戻る途中、子供が苦しんでいるのを目撃する。
この生物兵器による発症の差ってなんなんでしょうね。体が弱い人ほど発症しやすいのはわかるけど。
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レンがバスケをするほどピンピンしているのに違和感・・・。



アナはというと、能力のせいでさらに苦しむ。
いらん物が見えるというのは「幽霊が見える」のと同一視かしらん。気の毒である。
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居ても立っても居られずレンたちがバスケをしていた公園で塞ぎ込む。そこへ現れたのが、レンとバスケをしていた黒人、リック。



「妊娠しているの」
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この時代に子供を授かった不安をリックに吐露。
リックも黙ってそれを聞く。街が混乱に陥ってもおかしくないのに不思議と静寂に包まれたシーン。


時系列はどんどん戻る。


仕事に行き詰まる前のレンと弁護士として多忙なミア。
実は2人は離婚危機なのですが、この時は愛し合う仲睦まじい夫婦だった。
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生物兵器が2人の距離を元に戻す皮肉に繋がるとは。



いろんな人々の幸せを奪った戦争。
けれどこの老夫婦は悲嘆に暮れていない。自分たちがその責任を負おうとも今は愛する者がいるだけでいい。
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全世界の人間を犠牲にしても得たかった自分の幸せ。家族の幸せ。
わからなくもないが、日本人の私はちょっと考えにくい発想ではあるね。




エリックはがアナにプロポーズする。
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まさかこの後に生物兵器が使用されるなんてね。それが祖父によるものだなんて。



孫を心配する祖父母。
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もう助からない自分たちよりも孫夫婦だけば生き延びて欲しいと願う。



街は混乱が増す。

リックも銃声と共に命を落とす。生物兵器ではなく人間に殺される。
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戦争が生んだ二次災害だよ・・・。



地下に籠城中のリックとミア。
ミアが限界となり、外に出ようとする。必死で止めるリック。
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「空を見たいの」
ミアの気持ちに答えられない。




愛し合うエリックとアナ。

言いたいことがある。私のお腹には・・・

伝えられないまま死を迎えた2人。
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★★★★★★★
淡々と進み淡々と終わる。
何かが起きるというより男女の会話だけで進むと思ってくれたらいいでしょう。地獄絵図な惨状もなく睡魔に数回襲われる。
制作者側の「実は登場人物は全て繋がっている」という設定もあまり活かされていません。

観終わった後に思うのは、自分もこんな風に愛する家族たちと最期まで過ごせるのかな?と。旦那はきっと仕事に奔走して家に帰って来る気がしないwww
それと、アナの能力はいったい何なんでしょうか。エンディングもアナの幼き日のシーンなんです。サッパリわからない。想像で補うにはあまりにテキトー過ぎやしないかい?

早くコロナウイルスの収束を願うばかりです。


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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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