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『神の左手悪魔の右手』

邦画のホラー映画は怖いですね。
邦画の場合、薄目で観るんですが、薄目では防ぎ切れようのない空気感がヒシヒシと伝わるんです。洋ホラーは平気なのに、まだまだ邦画ホラーの免疫が低いですねぇ。
日々、精進していきたいです・・。


神の左手悪魔の右手
神の左手悪魔の右手
梅図かずお作品は、「おろち」を全巻持っていました。それとトラウマになった「漂流教室」は二度と観たくないなぁ。おろちの世界観は好きでしたね。本当に怖かった。梅図作品が映画化されたら、さぞ怖いだろうと。
精神にググッと来る作品が多いのがいいですよね。



悪夢にうなされる少年ソウ。
彼は、『人間の悪夢を夢で予知する』能力を持っていたのでした。
その夜の悪夢は、少女が何者かに首を刺されて死ぬ内容です。少女が追いかけられて、殺されるとソウの首から大量の血が吹き出しました。夢の少女とリンクしているようです。
神手:ソウの能力


苦しむソウの側にいた姉のイズミは、両親と共に病院に向かいます。
凄い出血でしたのでソウは助かりそうに見えないのですが・・。
神手:イズミ


弟の付き添いで病室にいるイズミはある事を思い出します。
「お姉ちゃん、僕もうすぐ死ぬんだ」
「何を言っているの?」
「だからお姉ちゃん、僕を助けて」
神手:約束


ソウの何気ない意味深な言葉をイズミは悟り、意識が戻らないソウを助けるために一人奔走することになります。
一方、足の不自由な娘モモと暮らす、久保田という男。
仕事から帰ると、真っ先に娘のもとに向かい、自分が描いた絵本を読み聞かせます。
モモは父が描く絵本を楽しみにしていました。
神手:久保田親子

しかしその絵本の内容は大変グロテスクな話でした。
この夜、読んで聞かせた話は少女が死ぬ話です。首にフックが刺さって絶命した姿は、ソウが悪夢に悩まされていた内容と酷似しています。モモはその迫力に圧倒されますが・・。
神手:絵本

「ねえ、モモはもっと絵本が読みたい!パパ、明日も絵本を描いて」
とせがむのです。
神手:絵本をねだるモモ

ちなみにソウが見た夢の少女です。男がフックで刺し殺していますね。
神手:被害者


病院でソウの看病をしていたイズミですが、気が付くとソウがいません。
慌てて病院内を走り回りますが、ある部屋で奇妙なモノを見ます。
少女が診察台に固定され、側に立っていた男がおもむろに巨大なハサミで腹を切り裂くのです。
神手:腹切り

恐怖でイズミは逃げ出そうとしますが、お約束の物音を立ててしまい、男に感づかれます。ハサミ男はイズミを追いかけます。必死で逃げるイズミ。しかしついに捕まってしまい・・。


神手:はさみ男


しかしそれはイズミの夢でした。その時にソウから「赤い携帯を探して」という言葉を思い出し、偶然にも赤い携帯を入手します。その携帯からソウの声で「青い携帯を持った青い女の人を捜して」と聞こえるのです。
ソウが指示した町に向かうイズミ。
神手:赤い携帯電話

その頃、久保田は娘のモモのために、仕事(コンビニ店員)の合間を縫っては、せっせと作業しています。
神手:久保田の職場


イズミは首尾よく青い携帯を持ち、青い服を着た女ヨシコを見つけます。
彼女もまた、一人の少女を捜していました(首を刺された少女のようです)。ソウからの電話は続き、「ある少女が襲われそうになっているから、早く助けてあげて」という指示。
さっそく2人で捜査開始です。
神手:ヨシコ


そんな中、久保田の屋敷にお腹が空いたという理由だけで家宅侵入し、しかも机に置かれた大量のケーキを勝手に食う女達。
完全に死亡フラグ発動です。
神手:キエとヨウコ


当たり前ですが、謝って済む問題ではありません。
お仕置きとばかりに首チョンパ。
神手:首チョンパ

虚しく首なし体がフラフラと歩いています。
神手:首チョンパ2


もう一人の女は、ゲロを吐くまでケーキを食わされます。
そしてそのまま首チョンパ。ここのシーンは作り物丸出しの首でガッカリであります。
神手:ゲロ


その日のモモは、父親が描く絵本が待ちきれず足が不自由なのに階下まで降りていきます。
何だか嫌な予感がします。
神手:モモの探検

そんな事とは露知らず、久保田は仕事場で必死に絵本の完成を急ぎます。
この絵は・・どこかで見たような気がします。
神手:久保田の正体


モモは不自由な足のせいで疲れてしまい、のどが渇いて、よせばいいのに冷蔵庫を開けてしまいます。
やっぱりな画像。
神手:生首


そこへタイミングよくイズミ達が、久保田の屋敷に到着。生首を見て震えるモモに「助けに来た」と告げるのですが、久保田も屋敷に帰還!タイミング悪っ!
神手:イズミたちの説得


あえなくイズミ達は捕獲され、床に固定されます。
絵本の良い題材が見つかったと久保田は大喜び。まずはヨシコから釘打ち機で殺してしまいます。イズミはただ恐怖で震えるだけです。しかし、そんなイズミも釘打ち機でアッサリと殺されてしまいす。
神手:捕らえられる


「もう楽しくて仕方がないなー♪」
神手:久保田壊れる


2人を殺害後、久保田はさっそくモモに出来上がった絵本を読み聞かせますが、父親の別の姿を感じたモモは「さっきのお姉ちゃんたちはどこ?」と震える声で訊ねます。
するとどうでしょう。先ほどまで笑顔だった久保田の顔が一変、狂気にはらんだ表情を浮かべ、モモに言います。
「いいか、この絵本に描かれていることは、全部お前のことなんだよ!!!!」


神手:豹変
モモは絶句です。
当たり前か。父親の豹変ぶりについていけず、ただオロオロするモモを抱きかかえ、広い台所にモモを連れて行きます。何をするかと言うと、やっぱり殺そうとするのか!!
久保田、狂っています・・。
神手:モモの危機

そんなモモの危険な状況に、ソウが病院から抜け出し電車で向かいます。悠長だな!ソウ!
神手:ソウ脱走


モモの危機的状況に、死んでいなかったイズミが乱入。
久保田と必死の戦いを繰り広げます。頑張れ、イズミ!
しかし無情にもイズミは腹を刺されてしまいます・・。
神手:イズミ死亡


今度こそ絶命したイズミ。
その口から・・あれ、目があるぞ!?
神手:イズミの口から


死んだイズミの裂けた腹から何かが出てきます。
これはもしかして・・。
神手:ソウ現る



ソウです。凄いぞ、ソウ!電車で向かっていたのではないのか!
いつの間に姉の体の中に潜り込んでいたのだ!?
そしてあの名台詞。
神手:決め言葉
「我が左の手は正しきものを蘇らせる神の左手。我が右の手は悪しきものを滅ぼす悪魔の右手」


あっという間に久保田の体は捩れ、もうボキボキにされてしまいます。
凄い、ソウ。君は超能力者か!?
神手:久保田の最期


ソウの台詞にもあったように、正しきものを蘇らせるという事で姉のイズミは見事復活です。
・・・あれ、ヨシコは?
そして悪夢のような屋敷は、シルバニアファミリーの如く、小さくなっていました。
神手:屋敷跡


一人残されたモモ。屋敷を絵本と共に燃やしてしまいます・・。
神手:最期




良くも悪くも、凄く楽しかった映画でした。
良い所は、いろんなホラー映画のオマージュみたいなのが散りばめられていた事。あのシーンはあの映画を引用したなとか、そういう小さな発見があちらこちらに見受けられました。
パクリと言えばそれまでなんですが・・。
悪い所は、とにかくグロ描写が甘い。昔の特撮を見ているようなチープな出来栄えにシュルルルと気持ちが萎えてしまいます。R15指定ならば、もう少し頑張ってもよかったのではないでしょうか。
それを補っていたのが、久保田役の田口トモロヲでしょうか。最近はナレーションで有名になっていますが、彼の怪演こそ、この映画のすべてだと思います。

「ホラー映画に対する思い・・・プライスレス」
↑トモロヲさんがナレーションを務めるマスターカードのCM風。


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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

『UNDEAD』

ゾンビ映画が続いていますが、好きですので勘弁して下さい。
けど、続けて観たら、良し悪しがはっきりとわかって楽しいですね。

アンデッド    原題:UNDEAD
アンデッド
私には初となるオーストラリアゾンビ。
オーストラリアにもゾンビ映画を撮る元気な監督がいたんですね。ところがゾンビ映画の枠からはみ出し、何だか凄い方向にストーリーが進んだものだから、見終わった後の空虚感はハンパなかったです。
かき集めた制作費(8千万円らしいです)で、新人ながらも勢いのある作品作りは共感が持てますが、私には理解不能でしたぁ。



オープニング。
宇宙の素敵な映像からスタートです。この映像がなかなか立派で、「プレデター」のオープニングを想像させます。B級映画にしてはとても頑張っています。宇宙より隕石が地球に飛来するのですが・・それがオーストラリアの田舎町、バークレーに落ちるのです。
アンデッド:オープニング


隕石(小さいけど)は、バークレーの住民に直撃!それもたくさん!
直撃した者は、どういう理由かわかりませんがゾンビになってしまうのです。
アンデッド:隕石落下


そんな隕石騒動とは別に、この年の「ミス・バークレー」に選ばれたレネは、死んだ両親の借金の為に住んでいた農場を取り上げられてしまいます。
アンデッド:ミスハバークレー

失意のまま、バークレーを去る決意をしたレネ。
ところが、隕石によってゾンビ化した住民に襲われてしまいます。
何がなんだかわからない状況で、レネは必死に戦います。普通は混乱する状況でしょうが、レネは強い。
適当に拾った鉄パイプでゾンビを一刀両断するんですから・・。

そんなレネを救った、一人のガンマンが登場。
アンデッド:謎のガンマン
銃身が3つもある改造ショットガンを手にした男は、ゾンビを粉砕!


ゾンビ、こんなになっちゃいます。
背骨が素敵だ。しかし、このゾンビ(と言うか、この死に方)は後半にも出てきます。さすがB級、ゾンビの使い回しだ・・。
アンデッド:ゾンビの成れの果て


レネを救ったガンマンは、町の変わり者として有名なマリオンでした。
彼の家はゾンビ対策のために、地下シェルターまであるのです。どうやらこのゾンビ現象を初めから予知していたようです。
このマリオンの家に、続々と生存者がなだれ込んできます。都合がいいくらい・・。
まずは昨年の「ミス・バークレー」(しかも臨月の身重)とその夫。そしてバカ保安官が2人。
家にまでゾンビが押し入ってきたので、仕方なく地下シェルターに避難です。
アンデッド:地下シェルター


狭いシェルター内ですので、人間同士のいざこざなんかは当たり前。
昨年のミス・バークレーはレネに対して、散々ケチをつけます。
アンデッド:旧ミスバークレー

こんな事言ってるから、陣痛が始まっちゃうし・・。
アンデッド:陣痛

地下シェルターでの出産は無理ですので、メンバーは地上に出ることを決意。
しかし出てみるとゾンビの群れが!
マリオンのイカした銃が火を噴きます。ゾンビなんて真っ二つだぜい!
アンデッド:ゾンビ真っ二つ


車に乗って脱出です。
ゾンビが少々いましたが、轢き殺せばいいのです。
アンデッド:屋外脱出



ところが、しばらく走っているとそれは高い壁がドーンッとそそり立っているではありませんか。
映像ではまったく壁に見えない処理で苦笑・・。
アンデッド:謎の壁


どうやらバークレーの町は巨大な壁で覆われているようです。
ここで保安官の一人が、壁をよじ登ると言い出します。皆は止めません。

やっぱりと言うか、保安官、適度な高さから落下して死亡。

追い討ちをかけるかのように、酸性雨が振り出します。
皆は車に避難します。もうどこにも逃げられないと悲嘆に暮れるメンバーですが、とにかく冷静にならなければなりません。
まずは、食料や酸性雨で駄目になった衣類を調達するために、町の小売店に向かいます。


アンデッド:強奪
やっぱりと言うか裸族ですね・・。


店内でいろいろ物色していると、マリオンが不意に話し出します。
アンデッド:マリオンの告白
実は、町がゾンビに襲われる以前、自分はゾンビと化した魚に襲われ負傷したと。
しかし、傷だらけのマリオンに酸性雨が降り注ぎ、光が差すと、そのまま彼の体は上空へと連れて行かれるのです。彼を引き上げたのはUFOでした。


・・・UFO?


この映画はゾンビ映画ではなかったのでしょうか・・。
マリオンの話は続き、UFOに連れて行かれた自分の体の傷は、元通りになり地上に返されたとのこと。同じ現象が必ずまた起きると信じたマリオンは、町の人に笑われようが、一人ゾンビに備えていたのです。


そこにいきなり光り輝く物体が現れます。
アンデッド:宇宙人

マリオンは驚愕します。
彼らがUFOに乗っていた宇宙人だったからです。

話がついていけないんですけど・・。

そして何故かレネ達は上空へと運ばれてしまいます。
アンデッド:UFOへ


そこにはゾンビと化した町の住民がたくさんいました。
どーゆー事だ?しかも顔は普通に戻っています・・。


その頃、レネ達がいるバークレーの壁側の外には
アンデッド:大歓迎
宇宙人、大歓迎と集まるお馬鹿たちが勢ぞろい。警察や軍隊は壁の周りをウロチョロしています。
レネを含めたバークレー町民はゆっくりと地上に降りていき、気が付けば元の人間に戻っていました。別にレネはゾンビ化していないのにどうして連れられたのだろうか・・。

一気に話を集約すると、ゾンビ化した人間を宇宙人が助けた・・と言う話のようです。


見事解決・・と言いたいところですが、話は終わりません。
たった一人だけゾンビ化したままの男(旧ミス・バークレーの夫)が、壁を乗り越えていたのです。つまりは宇宙人に治療されないまま外側のエリアに行ってしまったのでゾンビ化した模様。

ゾンビは瞬く間に増え、マリオンから受け継いだ素晴らしいショットガンを手に、レネは町を守ることを決意。
アンデッド:レネの決意


宇宙人がやって来る合図であろう、酸性雨が降るまでゾンビを見張っているのでした・・。
アンデッド:ゾンビの群れ



見事なまでに賛否両論分かれる作品です。
前半のゴア描写は、本当に素晴らしく期待に胸が膨らんだのですが、中盤からは画面が暗転し何が起きているのかわかりづらいんですね。インディーズ作品の致命的な部分です。ゾンビ映画なのに宇宙人とかSFを盛り込むあたりも、受ける人には受けそうですが、私はちょっとついていけませんでした
よくよく考えれば、ちゃんと練られているんだなって思うのですが、ここまで来ると詰め込み過ぎ感が否めないんですよね。ゴア描写だけに突出した「新ゾンビ」みたいに、何か一点を極めるっていうのもアリだと思うんです。

ゾンビ映画の事になっちゃうとつい・・饒舌になってしまいました。ゴメンナサイ


テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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