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読書感想文『占星術殺人事件』

トリックはわかりましたよ!

・読みやすさ
★★☆☆☆
・恐怖度
☆☆☆☆☆
・大どんでん返し度
★☆☆☆☆
・感動度
★★☆☆☆
・総合評価
★★☆☆☆


1936年2月26日。二・二六事件が発生したその日、猟奇的で難解を極める事件が起きた。画家の梅沢平吉が自宅の密室状態のアトリエで殺された。そして現場に残された遺書には怪奇な内容が記されていた。
それは若い6人の処女からそれぞれの星座に合わせて体の一部分を切り取り、それらを合成して完璧な肉体を持つ女性「アゾート」を作成するというものだった。
その後、6人の姉妹が全員殺され、それぞれ頭、肩、胸、腰、大腿部、下足部が切り取られた状態で発見された…。はたしてアゾートは作成されたのか? また、アゾートはどこにあるのか? そして犯人は誰なのか? 幾多の謎は解かれることなく、占星術殺人と名づけられたこの事件は、やがて迷宮入りとなった。
それから約40年後の1979年。御手洗潔は、石岡和己からこの事件のあらましを聞き、珍しく興味を示した。すると、文献などから事件を調査する2人のもとへ、思わぬ来訪者が現れた…。

-wikipedia参照-


ミステリーファンご存じの御手洗シリーズです。
これが第一作になるのかな?何せ初めての島壮&御手洗シリーズ。知識皆無で完読したもので(汗)

6人姉妹のバラバラ死体が全国に散らばり、しかも犯人と思わしき父親が、娘たちよりも先に殺されている。さあ、犯人はいったい誰?となった時、私は衝撃を受けました。何故なら「どこかでこういう作品を読んだことがある?」と気が付いたからです。

そう、それは有名探偵漫画「金●一少年の事件簿」です。どの事件かは伏せますけど、まんまでしたね・・・。
どうやらこのトリックについて、いろいろと物議が起きたそうですが、確かにそのトリックがわかれば犯人は自ずとわかってきます。私の場合は、トリックはわかっても犯人はわからなかったですけどね。


しかし、このトリックは、現代では通用しないでしょう。
科学捜査の前では、この完全犯罪と思われる事件も一発で解決です


最初の占星術に関する説明のハードルがとても高く、読むのが億劫ですが、それを読まないと全体像が薄っぺらくなります。占星術と血液型の重要性が、この小説のキーになるんですね。
御手洗先生は天才的なひらめきで、43年前の未解決事件を解き明かすんです。あんまり占星術は考えてなさそうだけどね。

犯人、最後は自殺しちゃったけど、死ぬ理由ってあったのかなぁ。
「誰かが自分のもとに来たら死ぬつもりだった」って、来なかったらどうしてたのかな。
うーん、なんか引っかかります。

読みにくい事はないですけど、心には響かなかったかな。きっとトリックがアッサリとわかったからかも


次回の作品はこちら
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ホラー映画『ゾンビ・ホスピタル』

まあまあ面白かった!
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久しぶりのゾンビ映画です。
ゾンビ映画だけど、ちょっと趣が違うのは設定が病院だからでしょうか。精神病院で行われている秘密の実験は、患者をゾンビに変えてしまうものだったって、どこにでも転がっていそうなシチュエーション。なのに面白かったのは、皆の演技が良かったのと、敵がゾンビだけじゃないっていう所でしょうか。映像も安っぽくないし、私には高評価でした。



主人公ジャック(安っぽいコリン・ファレルのようだ)
母親が死に、唯一の肉親である妹リリィが精神的に病んでしまいました。仕方なく、精神病棟に移したのですが、妹との一切の接触を禁じられてしまったジャック。
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それならこっちから出向いてやろうじゃないかと、自ら精神病患者として潜入成功です。
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おかしなフリして、あたりをうかがうジャックです。とても広い施設ですので妹を簡単には見つけられそうにもありません。



某食人医師のような奴がウヨウヨいます。いきなり目を付けられるジャック。
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ジャックが正常だということを、この患者は感づいたようです。



一般病棟に移されたジャックの前に「殺される!」と叫びながら飛び出してきた患者が!
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看護師を襲うのですが、ジャックがさりげなく助けます。ちょくちょく正常になってヒーローになるので、見てるこっちがヒヤヒヤしちゃいますよ。

この患者は「上の階で実験をさせられている」と訴えますが、何の事やらです。上の階は治療室で患者は簡単には入れないからです。ところが患者の中には、上に行くと戻ってこれないという噂がありまして・・・。

ジャックの病室からライトがチカチカと・・・。
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上の階が、強烈な電圧を使っている模様。


やっぱり・・・。院長が患者に電気ショックを与えています。
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患者が泡を吹くほどの電圧ですが、それとは別に怪しい薬を投与しています。


意外とあっさり、リリィと再会です。
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会いに来た兄に、妹は冷たい。放っておいてとどっかに行ってしまいます。



こんな変な病院にも、まともな患者はいるようで、同室のディブはジャックが正常な事を知っています。
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ジャックはこのディブの力を借りて、妹を救出する作戦に出ます。


ところが事件が起きます。患者同士のミーティング時、ジャックは手を怪我しての参加だったのですが。
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「その血、ちょーだい♪」
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ジャックの血に興奮した患者が、襲いかかるのです。他の者皆も興奮が伝染。何とか混乱を収めたものの、患者の様子が少しずつ狂っているようです。


それもそのはず、院長は患者に『オーフィウム』という新薬を投与しているのです。
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この新薬は、精神病患者の治療薬として発明されたのですが、案の定人を凶暴化させる模様。院長は「知ったことか、自分の研究は正しい!」と、助手にまで説教なのです。



患者の暴動は遂にゾンビ化という最悪の結果になってしまいます。
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猫の首を千切って、舌を突っ込む男。オエーッ!



タイミング良く?、リリィが実験台に上がってしまいます。「お兄ちゃん、助けて!」と叫びますが・・・。
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その横で助手がゾンビに腕を千切られた!
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痛みでゲロっちゃいました・・・。



院内はゾンビで溢れ返り、リリィを救出してジャックを襲います。
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左のゾンビは、ゾンビらしくないですね・・・。
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ゾンビらしくないのでもちろん走ります。
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グロ度は後半に向けてどんどん上昇。
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ナースゾンビってどうしてこんなに恰好いいのだろうか。
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この映画のゾンビは共食いもするし、自分の内臓も食っちゃいます。
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エコです。



兄のジャックよりも逞しくなったリリィ。先頭に立って「帰るわよ!」って、あんたを助けに来たのに・・・。
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最大の難関、院長にディブが殺されてしまい・・・。
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病院から飛び出た患者は街に向かってダッシュ!!
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どうなってしまうのでしょうか・・・。

★★★★★★★
とにかく主人公のジャックが強いので安心して観賞できます(笑)
精神病棟でのゾンビ化はそんなに珍しいストーリーではないんですけど、とにかくスピーディで演技ができる俳優もいるし、飽きません。セキュリティーが強い院内をジャックは縦横無尽に走り回りますけど、メインの警備員は1人しかいません。そりゃジャックは自由です。この警備員は、最期股間を食われて死んじゃいますけど。

ほどよいグロ度と、スムーズな展開で良作だと思いますね。

読書感想文『殺戮にいたる病』

強烈なオチ。
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・読みやすさ
★★★★☆
・恐怖度
★★★★★
・大どんでん返し度
★★★★☆
・感動度
★★☆☆☆
・総合評価
★★★★☆


作者の我孫子武丸氏の名は知らなくても、サウンドノベルの最高峰「かまいたちの夜」を知っている人も多いのではないでしょうか。そのかまいたちの夜のシナリオ担当が我孫子氏なんですね。私も漏れなくプレイしましたよ。面白かったです。よく死にましたが(爆)
人間の猜疑心をうまく利用したゲームでしたが、今回手に取った小説もそういうシーンがいくつもあります。そしてオチにびっくりして、調べてみると「叙述トリックの最高峰」作品だそうです。ここのところ、ずっと叙述作品ばかりを読んでいたので、驚かないつもりでいましたが、今まで読んだ中ではダントツの騙され方をしてしまいました。文章の違和感は感じていたのに、オチで「???」となり、もしかして・・・と読み返すと「えーーー!」ですよ。
勘のいい方は題名で感じ取るかもしれませんが、グロ度も相当なモノです。ホラー映画を観ている私でも、部分的に「オエッ」となる描写がありました。思わず下腹を押さえたほどです。

<あらすじ>
永遠の愛をつかみたいと男は願った――東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔! くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
-講談社紹介文より-


正直、私がここで語るよりも是非手に取って読んで欲しい1冊です。


次回の作品はこちら
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ホラー映画『ブラック・ダリア』

実話に勝る恐怖なし!
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ブラック・ダリア事件。私ももちろん知っています。
1947年1月15日、ロサンゼルスで発見されたエリザベス・ショート(通称:ブラック・ダリア)の死体は、今でも衝撃が走るほどの強烈さです。未解決事件として未だ犯人が見つかっていないこの事件をモチーフにした原作本が映画化されたんですけど、焦点がブラック・ダリアではなく、4人の男女の愛憎劇で、最後の犯人暴露も、凄い端折ってた気がします。もちろん、犯人はフィクションだと思いますが、ずっとずっと現実の方が怖いです。
役者も凄いメンバーで固めてるのに、退屈な映画でした。



映画は4人の男女を軸にして動いていきます。

刑事のバッキー。
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痴呆の父親を持ち、署内では「氷の男」の異名を取っています。



一方、「火の男」の異名を取る刑事リー。
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彼には美しい彼女ケイがいます。魅力的なケイとの三角関係(肉体交渉無し)が続いていたのですが・・・。




ある日、事件が起きます。
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女性の無残な死体が見つかったのです。
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捜査に並々ならぬ執着心を持つリー。別の事件を追っていたバッキーは、リーの心情がわかりません。



殺された女性はエリザベス・ショート。
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黒い服を好んで着ていたことから「ブラック・ダリア」と言われていました。



女優志望のショートは、いくつものオーディションを受けていました。夢見る少女は、女優の「顔」を引き裂かれてしまったのです。
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バッキーも心が揺れます。まだ大人になりきれていない彼女を見ているとたまらなくなるのです。



リーは同棲するケイの家にも捜査資料を持ち込んでいます。怒るケイ。
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しかしそれには理由があり、リーの妹はリーが15歳の時に殺されていたのです。同じ年頃のショートを殺した犯人を見つけるために必死になるリーの気持ちもわからなくもありません。



そんな中、バッキーは1人の美しい女性と出会います。
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大富豪の父親を持つマデリンです。彼女の怪しい美しさに、バッキーは心も体も虜になってしまうのですが、彼女の家族がまた怪しいのです。



捜査は頓挫し、ショートの記録映像だけが物悲しく流れているだけ・・・。
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バッキーは、相棒のリーを失い・・・。
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本当に愛していたのはケイだと知るのです。
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物語は急速に進展を見せ、やはりマデリンの家族がショート殺害に関わっているようです。
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惨たらしく彼女を殺害したのはいったい誰なのでしょうか・・・。
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★★★★★★★
退屈でした~(涙)。
有名俳優を起用し、ブライアン・デ・パルマが撮ったのに、ちょっと私には合わなかったです。彼の作品は初めてではないのですが、ブラック・ダリアに焦点を合わせてくれないので、とにかく退屈。猟奇事件を中心にした、4人の男女のお話と言った方がいいでしょう。

現実のエリザベス・ショートと言えば
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無残なのに高貴に見える死体・・・。実際、彼女の死体に加えられた数々の痕跡は映画で流せない程の内容でした。詳しいサイトもありますので、そちらをご覧になった方がよろしいかと。


この写真に写る刑事がバッキー&リーのモデルでしょうか。
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当時が、今みたいに科学捜査が発達していれば、もしかすると解決したのかもしれませんね・・・。



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