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読書感想文『生ける屍の死』

ホラー小説と勘違いしてました。
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・読みやすさ
★★★☆☆
・恐怖度
★☆☆☆☆
・大どんでん返し度
★☆☆☆☆
・感動度
★☆☆☆☆
・総合評価
★☆☆☆☆




<あらすじ>
1900年代末、アメリカ各地で死者が蘇るという奇怪な現象が続発する。ニューイングランドの田舎町・トゥームズヴィル。バーリイコーン一族はここで州内随一のスマイル霊園を経営していた。最近屋敷に滞在するようになった一族のパンク青年・グリン。グリンは一族のお茶会の日、誤って毒を口にして自室でひっそりと死んでしまうが、御多分に洩れず蘇る。グリンは自分が遺産相続をめぐる計画殺人の煽りを食ったのではないかと考え、死者であることを周囲に隠しつつ、自分の死の真相を突き止めることを決意する。しかし事態はさらに進展する。当主スマイリーの通夜の夜、跡を取った長男のジョンが葬儀堂の遺体安置室内において刺殺体で発見されたのだ。さらにスマイル霊園には、夜な夜な行動する謎の殺戮者の存在が。生と死の境界があいまいになった世界で、グリンは一連の事件の真相を突き止めることが出来るのか。リミットは自分の肉体が腐りきってしまうまで。
-wikipedia参照-


600ページを超える長編作品でも、スラスラと読める小説もあります。

が、今回は私が勝手にホラー小説だと勘違いして読んでしまったので、まさかの推理小説とは思わなかった!

思惑と違っていると、なかなか読むスピードがあがらず、面白ければそれなりに集中できるんですけど、海外作家らしい「例え引用」が多くて少しげんなり・・・。


死者が甦り、ゾンビとなってしまうと私はすぐに「食肉」と結びつけるんですが、この作品は生者と同じ感覚なんです。
食欲もなければ睡眠もない。痛みもない。
だけど体は日々腐っていく。

早々に殺されてしまった主人公は、ゾンビとなりながらも自分を殺した犯人を捜していくのです。
すぐに死体とバレそうですが(汗)。


生者と死者が共存する世界で、はっきり言ってムチャな事も可能だと思うんですよね。実際、これが犯人暴露のキーポイントとなるわけで。


なーんかスッキリしない作品でした。


もしかしたら、ゾンビものという固定観念が、作品の視野を広げられなかった要因かもしれません。
期待していただけに残念です。


次回作はこちら
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ホラー映画『CUBE』

スタイリッシュで残酷
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ああ、何回観ても面白い。
不条理、密室、疑心暗鬼、欲望、そして数式。
なんの説明もないまま、立方体の部屋に閉じ込められた男女の脱出劇です。個性が光るメンバーには、それぞれ得意分野があるんですよねぇ。協力すれば助かるのに、人間というのは愚かなもので、やはり争ってしまうのです。
自分がこの立方体に閉じ込められたら、果たして生き残ることができるのでしょうか。自信ないなー。





目が覚めると立方体(CUBE)の部屋でした。
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それぞれにハッチ(扉)が付いています。
ハッチを開けると、また次のCUBEがあるのです。





意を決してひとつのCUBEに入ってみると・・・。


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トラップが発動!

細切れになってしまいました。


別のCUBEには、男女5人がいます。訳も分からずこのCUBEに閉じ込められたメンバーは、同じ服(名前入り)を着せられ、武器になりそうな物や連絡ツールを奪われた状態でした。
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お互いに素性もわからないまま、とにかくCUBEから脱出しなくてはなりません。

徐々にですが、職業がわかってきました。
警官、医者、女子高生、設計士、そして脱獄犯。いくつもの刑務所を渡り歩いた脱獄王、レンは「靴を使ってトラップを調べる」という方法で、CUBEを攻略していたのですが・・・。


硫酸で顔を焼かれて死亡!
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トラップの方法がわかりません。




レンが死んだ事により、でパニックになったメンバーですが、警官であるクエンティンが皆を落ち着かせます。
「何か理由があって集められたに違いない。それがわからない限り、ここからは脱出できない」
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こんなバカな建物?を作ったのは、きっと政府だと毒づいていた医者のハロウェイ。


そんなやり取りを見ていた女子高生レブンは、CUBEの繋ぎ目に数字が刻印されているのを見つけます。
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並んだ数字を見て「これは素数だわ」と閃くのです。
素数が描かれたCUBEにトラップが仕掛けられていると判断したレブンは、次々とCUBEを攻略していくのです。因みに、レブンは数学科専攻です。
意味がある人選のようです・・・。



順調に見えた、素数トラップ回避ですが、いつまで経っても出口が見えてきません。空腹(ボタンを舐めて唾液を出して我慢)や、生理的欲求に耐えていかなくてはならないのは辛いです。
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六面の壁があるので、床や天井にもハッチがあるわけで・・・。

「ん?天井のハッチが開いたぞ?」




人が落ちてきた!!
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彼ら以外にもまだCUBEに人がいたようです。



カザンと名前がある彼は、精神障害があるのか、言動や行動が少しおかしいのです。
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医者のハロウェイはカザンの面倒を看ます。
しかし・・・



音に反応するトラップがある部屋を通り抜ける際、カザンが声を出してしまいました。
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ピアノ線のトラップです。クエンティンが足を負傷してしまい、怒りでカザンを置いていく!とわめきます。





それぞれが疑心暗鬼になっていた頃、自分を語りたがらなかった建築士のワースが口を開きます。
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「自分は、この忌々しい建物の外壁を作ったんだ」

しかし、あくまで依頼主はわからず、分担作業だった為、詳細はわからないという事。しかも自分もCUBEに閉じ込められてしまい、自暴自棄に近い状況です。


ワースが語る、CUBEの情報をもとに、レブンが得意の数式で計算したところ、CUBEの数は17576もある事が判明しました。
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17576分の1が、脱出できる部屋。

いったいどうすれば脱出できるのでしょうか。


そこにレブンがまたまた閃きます。今まで素数だと信じてきた、3つの数字ですが新たな発見があったのです。
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「これは、暗号化されたデカルト座標だわ」

3つの数字が三次元の座標を示しているというのです。ということは、今、自分たちがどの位置にいるかを判断できるというわけです。


・・・ここまで来て、理解ができる人は理数系がお得意でしょうね。

私はチンプンカンプンです。


デカルト座標のおかげで、すいすいと建物の端と思われるCUBEまでたどり着いたメンバー達。
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外は暗闇。何があるのかはわからないので、皆の服を結って縄にしました。体重の軽いハロウェイが降りることになったのですが・・・。




常に彼女と口論していたクエンティンがハロウェイを落としてしまいます。
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他の仲間は気が付きませんでしたが、人間模様の複雑が噴出した瞬間でした。



しかし、クエンティンの企みはバレてしまいます。
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皆の不信感は一気に高まります。クエンティンは若く美しいレブンと共に逃げたかったのです。




そして、とうとうレンの死体がある部屋に戻ってきてしまいました。
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1万以上もあるCUBEなのに、どうして元の場所に戻ることができたのでしょうか。



レブンはもう一度数字について考えます。
これは、素数でもデカルト座標でもなく、因数の個数が答えではないかと・・・。
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しかし、因数分解には膨大な数字であり、電卓がないと解答は不可能。さすがのレブンもこればかりはお手上げだったのです。





ところが?
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カザンが数字を呟きます。



なんと、カザンは障害者でありながら、因数分解を暗算で解くことが出来る能力があったのです!
やはり、CUBEに集められた者たちは、それぞれに特殊能力を持っていたのですね!
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そうなると、CUBEのトラップを解く事はたやすいです。





しかし、危機は迫ります。実はCUBE自体は動いており、カザンが移動するCUBEに取り残されることもあります。
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ワース、レブン、そしてカザンは危険とみなしたクエンディンを出し抜き、逃亡します。




そしてレブンはCUBEの謎を解きました。
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順列組合せの法則を使い、とうとう出口に通じるCUBEへと辿り着くのです。




「ああ、外だ!光だ!」
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誰がどうして自分たちを閉じ込めたのかはわかりませんが、もうどうだっていい。

やっと・・・外に出ることができる。


安心したワースたち。



え!?
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出し抜いたはずのクエンティンがいた!
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血だらけなのを見ると、どうやら無理やりトラップをかいくぐってワース達を追いかけてきた模様!

凄い執念!



レブンは絶命し、ワースは必死で戦います。せめて、カザンだけでも助けなければなりません。このCUBEの制作に少しでも関わった自分より、何も知らないカザンを助けるつもりだったのでしょう。
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クエンティンと相討ちになったワースは、共に戦ったレブンの側で息絶えるのです。




1人残ったカザン。
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出口の先にはいったい何があるのでしょうか。光に包まれたカザン・・・。


★★★★★★★
あー、何回観ても面白い!
たとえ数学の知識がなかったとしても、そんなの吹っ飛ぶくらいの内容です。
とにかく観るべし!

今年もホラー映画レビューを頑張ってまいりますので、よろしくお付き合い下さい



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