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ホラー映画『サプライズ』

予想がつく展開。けど勢いで吹っ飛ばした!

高評価な映画みたいですね。
機会を得てようやく観賞しました。ダラけたシーンが一切なくて、人が死ぬ死ぬ死ぬ・・・。ああ!楽しい!グロ度は低いけど実際に、こんな事件があったなら失禁レベルです。サバイバルホラーって、誰が生き残るかを当てるのが醍醐味ですけど、早々に犯人の正体がわかります。しかし、つまらんと思わせる時間も与えないまま、一気にラストまで突き抜ける。結果、面白かったです!!




冒頭、いきなりの殺人!!
都会から離れ、田舎の一軒家で殺人が起きても気が付かれません。
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犯人はご丁寧にも「次はお前だ!」なんて書き置きしていくし。





お隣さんが全滅しているとは知らない本作の被害者メンバー。
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結婚35周年を迎えたポール&オーブリー夫妻。
軍事企業を定年後、莫大な退職金を手にして購入した別荘に、愛する子供たちを招待することになっています。

準備があるので、子供たちよりも先に到着したのですが不思議な事に鍵が開いています。
「改装業者が閉め忘れたのかな?」

ンなわけないよね。
これは伏線ですよね。


別荘としてはまだ未完成なので掃除は必要。
オーブリーが物音に気が付きます。二階からです。ヒステリックにポールに懇願し、見回りをしてもらうのです。
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火かき棒を手にポールが部屋を見て回ると、誰かに肩を叩かれます!


次男坊のクリスピアンでした。
「父さん、何してるの?」
「驚かすなよ、クリスピアン!」

この時、調べ切れていない小部屋があったんですが、よかったのかな?


美男美女の両親からは似ても似つかない容姿のクリスピアンですが、心根は素直。
恋人のエリンを連れて前泊しに来たのです。
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エリンは「素敵な両親だわ」と言いますが、どことなくクリスピアンの顔は曇り気味。
「素敵な両親がいて、あなたは幸せ者よ」と・・・。




翌朝、長男夫婦が来ていました。
長男ドレイクはクリスピアンをどつき回します。嫌がるクリスピアン。この姿を見ているだけで兄弟の関係性が見えますね。

ポール夫妻には他にも2人の子供がいます。
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子供たちにはそれぞれの伴侶、または恋人がいます。
ということは、今晩10人がこの別荘に集うという事になりますね。


エリンはオーブリーに手伝う事はないかと尋ねます。

「じゃあ、お隣さんに牛乳をお借りできるかしら?」


姑としての難題でしょうか。
遠いお隣さんへ牛乳を貰うなんてハードルが高そうなんですが。


トボトボ歩いてお隣さん宅に到着したエリン。
「すみませーん」

返事はない。
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当たり前でね。お隣さん、冒頭で殺されてますから。


留守なのね(車はあるけど)と判断して帰るエリン。もう少し注意深く窓から室内を覗いていれば惨劇は起きなかったのに。


そして夜。
長女カップルと、三男カップルが到着し宴がスタートします。
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少しだけ三男カップルが浮いて見えたのは私だけ?


宴が始まって早々に、長男ドレイクと次男クリスピアンが大ゲンカを始めます。
どうしてこの2人はいい歳して喧嘩をしてしまうのか。両親もいつもの事だという顔をしてます。
「長い間、兄弟とは疎遠だった」とクリスピアンから聞いていたエリンは「こういう事?」的な顔で見つめます。


殺人はいきなり起こります。

喧嘩中の2人を他所に、長女の彼氏が窓の外に気配を感じました。
なんだろう?と見ていると。




矢が刺さったやん!?
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いきなりの襲撃に全員が大パニックに陥ります。

ここから怒涛の急展開です。

誰が襲ってきているか、まったく不明のまま攻撃が続きます。
矢がヒュンヒュンと飛んでくるので、別部屋に移動する際も椅子でガードしながらです。
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銃ではなくてボウガンを使ってくるあたり、銃声もしないので犯人は利口ですね。
逆に言うと、計画的な犯行って事か??




あ、長男が背中を射られてしまいました!
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んがっ!
長男は鎮痛剤を乱用している中毒者の為、痛みにはめっぽう強い(笑)
背中に刺さったまま会話続行!
なんならまだクリスピアンと喧嘩してるし。

各々の携帯の電波は妨害されていて使い物にはならず、けっきょく誰かが外に出て助けを呼ぶしかないと判断したのですが、エリンだけは反対します。
「今外に出ては危険よ!家にいるのが得策だわ!」
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「私は足が速いのよ!たまには信じてよ!」
長女のエイミーが何故か涙の立候補!!



そうか、そこまで言うなら行って来い!!!

ダーーーーーッシュ!!!



ビンッ!!

玄関外にピアノ線が張ってあった!ヾ(・ω・o) オイオイ
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あっという間に2人が殺されてしまい、主役のポール夫妻はヘロヘロです。



その間も、エリンはドレイクの傷の応急処置や立ち回りに大忙し。
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クリスピアンが思わず「別人だな」と呟いてしまうのは頷けます。

その問いにエリンは一切答えず、武器を探しに台所へ。
そこでエリンも奇襲に遭います。窓から伸びた黒い手を、エリンは包丁で刺す反撃。
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一瞬見えたのは・・・お面?
取り逃がしてしまい、エリンは悔しがります。

一般人にしては、身のこなしが普通ではない。
エリンは何者なのでしょうか。


疲労困憊のオーブリーを二階の寝室で寝かせていたのですが、あえなく殺されます。
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「次はお前だ!」宣言をまたされてしまった!!


現場の凄惨さと、犯人に出くわしてしまったショックでドレイクの妻が屋敷から逃走!
追いかけたドレイクはピアノ線に矢が引っ掛かりコケます。
ちくしょうと抜いた矢の長さを見たドレイク。
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あまりの長さに気絶!
そんなに長いと貫通してるだろっ!!


そしてクリスピアンも助けを求める為に出て行きます。エリンは止めますが、「絶対に戻ってくるから心配しないで」と納得させました。これで正解なのかなぁ。


逃げた妻は、お隣さん宅へ。
しかし、ジ・エンド。
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斧で頭を殴られてるんですが、このシーンは素敵だったなぁ。




お隣さんとツーショット♪
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ヒツジさん、可愛い♪


一方、屋敷内にはキツネさんもいました。
しかし、エリンと遭遇したのが運の尽き!!
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「ヤラれたコンコン!」

脳みそブチまけて死亡。
てか、殴りすぎだろう!お面を取って皆に見せるエリン。
「知ってる顔?」
「・・・知らない・・ていうか潰れてるし(汗)」


一匹(人)は退治した。
しかし、仲間がいるのは間違いありません。もう屋敷内に隠れているかも?


2階で犯人を捜索中のポールは、とんでもないモノを発見します。
昨日、調べ損ねた部屋に人がいた痕跡が残されていたのでした!
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尿が入ったペットボトルまで!
ずっと屋敷にいた事に気が付かなかったポールの衝撃は計り知れません。

そして気が付くのです。
故意に我々を狙っていた!?


三男カップルが二階に上がって来ました。

「お前たち聞いてくれ!この家は初めから狙われ・・・」
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あっ!!

喉を掻き切られ、三男フィリックスに助けを求めるポール。
その手を払うフィリックス。



絶命した父を見下ろすフィリックスは、そばにいたトラさんに凄みます。
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「俺の前で殺す必要あんのか?」
「・・・ん?聞こえなかった」
イヤホンしながら殺人を犯したトラさん!!!ある意味、最強!



なるほど、三男カップルと犯人はグルだったんですね!!
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狙いは父の莫大な退職金です。


そうなってくると、屋敷内にいるエリン(と、気絶中のドレイク)が危ない!

ヒツジさんが屋敷に入って来ました。
エリンがボッコボコにして殺した男の死体が転がっています。それを見て、ヒツジさん、発狂!
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「俺の兄貴だメ~!誰が殺したんだメ~!」

もちろん、メ~などとは言っていませんが、怒りに狂ったヒツジさんの前にエリンが現れたものだから沸点は最高潮!
ところがその危機を救ったのが気絶してたドレイクでした。ただその場にヨロヨロと出てきただけなんですが。
エリンはその隙をついてヒツジさんを撃退!窓から逃走したヒツジさん。

そこへ三男カップルが降りてきます。
ヒツジさんに襲われた事を聞かされ「そ、そうなんだ」と動揺を隠せない相槌
「犯人はもういなくなったのでは?」という質問には
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「あと2人はいるわね」
と即答。

エリン、あんた凄いわ。


三男たちは、ヒツジさんが頼りにならないと判断して自分たちで凶行に及びます。
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フィリックスはドレイクを殺しました。
さすが中毒者、なかなか死なず「はよ死ねや!」と言われる始末。




エリン殺害を試みたフィリックスの彼女。
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動物的勘なのか、エリンはこの危機も脱却。

まだ三男たちの思惑に気が付いていないエリン。ここは鈍感。



ところがネタばれはあっけなく訪れます。
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私、殺される。
金のために、殺される。




「金の為なら殺すぜメ~!」
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しかし、ヒツジさんは返り討ち。頭にナイフをブッ刺されて死亡。
エリンを前にして、勝てる奴はいないのか。



逃走中でも、罠を仕掛ける余裕があるエリン様(もう様呼ばわり)。
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しかしこれが最後のオチに繋がるとは(汗)




最後のトラさんも、罠を仕掛けられてエリン様にフルボッコ。
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はっきり言おう。

もうランボーの域です。




フィリックスはミキサーで頭を細切れに、彼女はナイフを脳天にブッ刺して始末したエリン様。
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強い、強すぎるっ・・・



すると、フィリックスの携帯が鳴ります。電波が繋がったのです。

「ああ、俺だ、もう終わったのか?」
ん、この声は!?

「途中で逃げ出してごめん。けど、俺は暴力を見るのが嫌いなのを知ってるだろう?今から屋敷に入るぞ」



聞き覚えのある懐かしい声。
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「や、やあ、エリン!無事だったかい?」
「・・・・」
「フィリックスは?」
「私がミキサーで殺したわ」
!!そ、そうか。犯人は?」
「私が・・・殺したわ・・・」




まあ、こうなるわなぁ。
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エリン様は悪くない!
てか、強すぎた!


フィリックスとクリスピアンの計画は、父親の退職金を奪う事。
強盗に見せかける為、血縁者は全て血祭りに上げたのでした。お隣さんは本当に気の毒。



クリスピアンを殺したと同時に、エリン様は撃たれます。
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エリン様がこっそりと警察にメールを送っていたのがようやく届いたみたいです。
どう見たってエリン様が犯人ですわなぁ。

血みどろの屋敷内を窓外から見た警官は、ゆっくりと玄関ドアに向かいます。

そして手をかけて・・・

★★★★★★★
お面って怖いですね!
ヒツジやキツネの面を被った殺人鬼なんて、ビジュアルからして怖い。
殺し方も尋常じゃない。金で雇ったプロ集団だそうですが残酷です。残酷なのはエリンも一緒だけど、彼女の場合は育った環境が悪かった。もはやランボーと同じ生き方です。普通の女子大生が実はランボーだった。
そっちの方がよっぽど闇が深い気がしませんか?




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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

ホラー映画『歓びの毒牙』

唐突な犯人ネタバレ!デビュー作だから仕方ない。
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どんな巨匠も、最初から素晴らしい作品が作れるとは限りません。
もし作れるなら本物の天才ですね。
本作はダリオ・アルジェントのデビュー作です。天才の片鱗が見え隠れ。隠れてる部分が多いけど。
彼の真骨頂であるチカチカする色彩と、ガンガンの音楽はまだ登場しなくても、何となく彼らしいのが伝わります。
そして相変わらずの唐突エンディング!端折りすぎ!そこがジャーロだけどね!




冒頭、犯人がいきなり武器の選定をしてますよ。
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顔はもちろん見えません。全身真っ黒で黒の皮手袋でナイフを選んでます。




本作の主人公、サムです。
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作家を生業としていますが、なにぶん最高潮のスランプ状態に陥ってしまい、気分転換にイタリアへ羽を伸ばしていました。

このイタリア旅行が彼に悲劇を招くとは・・・。


仕事からの帰り道、サムは争う男女の姿を見ます。
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ショーウィンドウ越しな上、目線の先が微妙で何が起きているのか見えにくいのですが・・・


何と、黒ずくめの男?に女性がナイフで刺されました!


目の前の惨劇に思わず駆け寄るサム!
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ところが犯人が防犯用のウィンドウを閉めた事から、サム自体も閉じ込められる始末です。

ここまでのシークエンスは素晴らしかった。


刺された箇所を押さえて苦しむ美女。アイライナーが取れてる(汗)
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目の前にいるのに助けられないもどかしさ!サムは外に向かって叫びますが、誰も来てくれません。


絶体絶命のピンチに、都合よくパトカーがやって来ます。

「ああ、良かった」とサムは胸をなでおろしたのですが、警察はこの異様な現場を見てサムが疑わしいと尋問します。
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そりゃそうだわな。
サムが女性を襲い、逃げようとしたが出られなくなったというシチュエーションに見えなくはない・・・。

「俺はアメリカ人で、イタリアには旅行目的なんだ!」
「いや、実は最近、3件もの惨殺事件が発生していましてねぇ」

若い女性が狙われた殺人が起こっているため、警察はピリピリモードだったんですね。
事件現場にいた人物は全て疑わしい!


同じ質問を何度も聞かれ、憔悴し切ったサムが解放されたのは明け方。
パスポートも取り上げられ、クタクタで帰路につくサムに謎の襲撃者が!
デカい斧で襲われましたが、間一髪で通行人に救われます。

恋人ジュリアに、今までの経緯を話します。
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「ふ~ん、大変だったのね。けど、それより♪♪♪」

ジュリアも、この時点では恐怖に触れていないので能天気です。



サムが救出した女性モニカは助かりました。
退院したという事で、サムは見舞を兼ねて自宅を訪ねます。
対応したのは夫でしたが、頑なに妻に会わせようとしません。ショックが大きいからだそうです。
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そりゃそうですね。
ところが、警察から根掘り葉掘り聞いていたサムは(この頃には、警察はトニーが犯人ではないと確信)、犯人が左利きだという事を知っています。
おもむろに煙草ケースを投げたサム。
夫は左手で取りました。

・・・重い沈黙。


パスポートも無事に戻ってきたのに、サムはこの事件に執着します。
きっと職業が作家だからでしょうね。
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ジュリアと共に過去の殺人事件の調査をしていくと(新聞を見てるだけやけど)、最初の事件に興味が沸きました。




最初の犠牲者は骨董品店に勤める女性。
店主は嘆きながら、消息を絶った日の事を語りだします。

「そういえば、私が帳簿整理していた時、彼女は表で接客をしていたのです。客は見ていませんが1枚絵を購入していましたよ」

その絵は何とも不気味な絵でした。
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少女が襲われている絵。
牧歌的でありながら異常。





警察もお手上げ状態なのに、またもや殺人が!
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犯人は彼女のパンツを剥ぎ取るんですけど(汗)
↑アルジェントの好みだろうな




そして犯人から挑発を受ける警察。
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男とも女とも言えない異様な声を録音しました!
いったいどんな犯人なんでしょうか。




犯人に襲われて、唯一生き残っているのはモニカだけ。
サムはやっとモニカと会えたのですが・・・
「あなたに救われたことは感謝しています。けれど何も思い出せません」
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そりゃそうだよねぇ。
そんな2人の会話を立ち聞きしていた夫は、無理やりにモニカを呼び寄せます。
この時点では夫が非常に怪しいです。

ま、アルジェントですので、こんな簡単に犯人がわかるような演出はしないと思いますけどね!




そして気が付けば、警察よりも捜査範囲を広げているサム(笑)
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命も狙われだします。

警察も護衛を付けますが、返り討ちにされる始末。
とんでもない奴を相手にしているのではないか。
さすがに警察もサムに探偵ごっこを止めるように勧めます。




もはや犯人はとめどなく殺人を犯します。
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手の打ちようがないのでしょうか。



科学捜査班が必死で声紋検査をした所、意外な事実がわかりました。
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犯人は2人とのことです!!


マジか?

一連の事件の発端が、実はあの絵ではないかと頭から離れないサムは、とうとう画家宅にまで押しかける。
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「あの絵?俺の知り合いの娘が襲われた時の絵だぜ」

なんて不謹慎な男や。

あの不気味な絵は、真実に基づいた絵だという事がわかりました。
だからと言って犯人がわかるはずでもありません。

サムの留守中にジュリアは襲われるし、彼らの捜査も限界が来ていました。


ところが思いもよらない所で事態は急展開を迎えます。
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声紋検査に出していたテープに入っていた、不可思議な音。
それをサムの友人が「正体」を暴いたのです!!

警察は何をしてるんや・・・。




「不可思議ナ音ハ、僕ノ鳴キ声ダヨ。チナミニ『モニカの家』ハ後ロ♪」
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アパートに乗り込んだサムと警察。

そこにいたのはモニカの夫でした。


暴れて抵抗しましたが、そのままアパートから落下してしまいます。
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「そうさ、俺が犯人だよ・・・」
ガクッ・・・


事件は解決しました。






「そんなわけねーだろ!!」
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やはり犯人は別にいましたね。



↓犯人は幼少期に酷い目に遭っていました・・・
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さて、あなたは犯人が誰かわかりましたか?

★★★★★★★
警察よりも、サムの捜査がメインになったサスペンス。
粗は目立ちますが、火曜サスペンス劇場よりは血が出て面白いです。
引っ張るだけ引っ張った後に、唐突に現れる真犯人。端折り方も相当なモノです。「え?え?」ってなります。もっとゆっくり説明してくれなきゃ頭が整理できないよ!って(汗)
そんな観客の願いを聞き入れるほど、アルジェントは優しくありません。むしろデビュー作品でここまで仕上がった事に驚きです。
また、役者と一悶着あったようですしね。
変人=天才
ここまで来たらアルジェント作品を全部観てみたいと思ってきたかも。


テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

ホラー映画『マンドレイク 人喰い植物のえじき』

怖くもなんともねー!(怒)
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「えじき」っていう単語を聞いただけでテンションが上がる単純な私。
ところがどっこい騙された!そりゃ確かにクソホラー映画はたくさん観てきました。殆どがクソです(おい)。
こんなに怖くない&眠い作品、人に勧められるわけありません。けど悔しいからレビューするけど。



<マンドレイクとは>
古くから薬草として用いられたが、魔術や錬金術の原料として登場する。根茎が幾枝にも分かれ、個体によっては人型に似る。幻覚、幻聴を伴い時には死に至る神経毒が根に含まれる。
人のように動き引き抜くと悲鳴を上げて、まともに聞いた人間は発狂して死んでしまうという伝説がある。
-wikipediaより-


これを読むと興味が沸くけど、映像ではファンタジー要素が強い気がします。それこそハリー・○ッター系?
それなりのCGを頑張ってくれてたらいいけど、チープ過ぎるのも情けない。
文句ばかりですみません。


南米某所。
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秘密チームが結集されます。




チームは現地案内人を含めて5人。
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ゲリラのアジトエリアですが、目的を果たす為に深いジャングルへと突き進みます。




こんな地図でわかるのか?
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考古学者のリンは「間違いない」と太鼓判。

5人は多額の報酬の見返りに、14世紀に死亡したスペイン征服者が保持していた短剣をゲットするつもりです。
剣は彼が埋葬された棺の中にあるとか。
短剣ごときで・・・と思いますが、ここは報酬の方が大事です。



ジャングルに入ると、早々に謎の足跡を発見!
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だからと言って何者の靴跡なのか知る由もありません。

現地案内人のサンティアゴは、「森には何かがあるんだ」と呟きます。
チャラチャラした風貌とは違い、意外と信心深い彼。



そしてアッサリと墓を発見。
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人類学者であり言語学者でもあるフェリシアが、石碑に刻まれた文字を読もうとするのですが。




早く報酬が欲しいリンが、制止を無視して棺をオープンしてしまうのです。
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サンディアゴ「死者に敬えよ!」
リン「大丈夫だって」
フェリシア「呪いが書かれているかもしれない」
リン「大丈夫だって」



大丈夫ならホラー映画にはなりません。


短剣は、ミイラとなって朽ち果てた死体の心臓に突き刺さっていました。
リンは躊躇なく引き抜きます。

が、特に何も起きませんでした。

さっそく本部にメールで報告。
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確かに古そうですが、ホンモノでしょうか。



チームを派遣した実業家ハリー。
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居ても経ってもいられなくなり、自ら自家用機で現場に向かっていました。短剣が刺さった死体は彼の遠い祖先であり、どうしても短剣を手に入れる為、多額の費用を投資しています。

メールにて短剣の写真を見た彼は、悦びを噛みしめます。


何回も言いますが、これで終わればホラー映画ではありません。
さあ、帰路に着こうとしたメンバーを襲う何者かが!!


リンは罠にはまり宙づり状態。
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フェリシアはさらわれ、傭兵のマッコールが救出に向かうのですが。




サンティエゴが猛反発します。
「短剣が目的じゃないか!この森は呪われている!早く逃げよう!」
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まっとうな意見です。

ところが本作の主人公、マッコールは首を振ります。
「フェリシアを救出するのが先だ」

身体がデカイだけで、動きが傭兵っぽくないマッコール。
現実主義者で、風習や呪い等は一切信じないタイプ。



サンティエゴの後ろの木に目が!!
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つるが伸びてサンティエゴの腕にタッチ♪

「ギャー!!」
「なんだ?」
「さっき、木に腕を掴まれたんだ!!」
「アホか」


マッコールとは一緒にいたくない



どうにかフェリシアを救出しました。
襲撃してきたのは、昔に全滅したと思われた原住民のヤンバリ族だったのです。
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「どうして彼らが生き永らえていたのかしら」
フェリシアは職業柄、興味が尽きないようですがとにかく森から脱出しなければいけません。




チームと連絡が取れなくなった本部に、ハリーがやって来ます。
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マッコール達が短剣を奪って逃走したと判断したハリーは、私設兵を伴って森へと入って行きます。
「俺の短剣を奪いやがって!!」




その頃、宙づりになっていたリンが目を覚ますと、そこにはヤンバリ族の村が!
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そして横には血だらけの女性が縛られているではありませんか。

どうやら彼女もハリーに雇われた人間のようでして、チームは彼女を残して全滅していました。
ヤンバリ族に襲われたと思われます。


木に縛りつけられると・・・
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何本ものつるが彼女をグルグル巻きにしてしまい、最後には。




ポキッ!
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その地獄絵を見たリンはリバース。
当然です。
しかし、この行為は『いけにえ』という行為なのでしょうか。




一方、マッコール達はようやく本部へと到着。
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しかしそこは無残にもヤンバリ族に襲撃され、死体が転がっているだけ。

必要な道具を手に、またもやジャングルに戻るマッコール。
サッサと帰ればいいのに、リンを置いていけないという正義感が出てしまいました。
傭兵なのに、変な所で正義感を出しちゃうから大迷惑です。


一方、ヤンバリ族はジャングルの木に襲われ中。
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緊張感のない攻防が続きます。


そして短剣の柄に文字を発見したフェリシア。
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ここに「呪い」を静める方法が書いているとは、この時まったく気が付いていません。

とにかく要領が悪いったらありゃしない!



おっと!
リンを助ける前にハリーと遭遇しました!
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「短剣をよこせ!」
「無線電話をよこせ!」

・・・この繰り返し。

「怪物が来てるのに、議論してる暇があるのか!」

サンティエゴのまともな説得を聞いて、ハッとなる2人。




ああ!なんだ、こりゃ!
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木のバケモノが出たー!


現実主義のマッコールも、さすがにビックリ!

「な?バケモノはいたろ?」
サンティエゴの言葉が嬉しそう♪


と、言った矢先に!!
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唯一まともだったサンティエゴが重傷を負う!

何してるんだよ、マッコール!
全部テメーのせいだ!←八つ当たり


絶滅したと思われていたヤンバリ族が、どうして生き延びていたのか。
そのあたりは置いといて、とりあえず短剣をよこせと言ってきます。
どうやらヤンバリ族は、短剣を守っていたようですね。
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短剣をもとの位置に戻す事により、あの木のバケモノがおとなしくなるようです。

マッコールが自薦でその仕事を願い出ます。



そして、棺の中にあったミイラの心臓に短剣を刺すのですが。
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ああ!またもやサンティエゴが(涙)
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マッコール、何してんだよ!
もうお前、いいから!どっか行ってくれ!

フェリシア曰く、「部外者がいけにえにならなければならない」とのこと。
もっと早く言え!



あ、部外者が来た。
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ハリーを棺に放り込んで・・・
20161001104724117.jpg
心臓にグサリ!!





ギャー!!
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見事、退治♪
・・・でええんか?



最後は仲良くヤンバリ族と握手。
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もうええわ!!

★★★★★★★
冒頭でも言ったように、本当に怖くない。
なんなら相当イライラします。特にマッコール!どこが傭兵じゃ!状況判断が自己中過ぎやろ!
唯一まともだったサンティエゴはマッコールを庇って重傷を負い、そしてバケモノに殺されちゃった。そのバケモノの正体だって、結局は何だったんだ?って。
原住民の格好が「食人族」っぽくて良かったんだけど、それまででした。異様さは一切なかった。惜しい。
何にせよ、面白くなかった!




テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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