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読書感想文『皇帝のかぎ煙草入れ』

深読みし過ぎて騙された~っ。
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・読みやすさ
★★★★☆
・恐怖度
★☆☆☆☆
・大どんでん返し度
★★☆☆☆
・感動度
★☆☆☆☆
・総合評価
★★☆☆☆

<あらすじ>
前夫ネッド・アトウッドと離婚したイヴ・ニールは、その後向かいの家に住むトビー・ローズと婚約するが、ある夜、ネッドがイヴの家の寝室に忍びこみ復縁を迫る。ネッドに部屋から出て行くよう訴えている最中、イヴは向かいの家で殺害されたトビーの父親と、茶色の手袋をはめた犯人と思しき人物が部屋から出て行くところを目撃してしまう。ところが状況証拠からイヴに殺人の嫌疑がかかり、身の証を立てることができない彼女は窮地に陥る。
-wikipedia参照-

1942年発表の、カー代表作です。
70年以上前の作品とは到底思えない、筋の通った「直球」トリックでして、変に勘ぐったばかりに見事騙されてしまいました。
本作を評価するにあたり、アガサ・クリスティが「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」と述べたようです。


まず、かぎ煙草入れって何?
どうも「嗅ぎ煙草入れ」らしく、昔はこんなのがあったんですねぇ。

カーは読者に対してかなりのヒントを文中に散りばめているのです。トリックが明かされる場面では「ああ、本当だ」と驚愕してしまう事まちがいなしですね。
この綱渡り的なストーリーは、カーにとって「賭け」でもあるし絶対的な自信がない限りバレバレでしょう。けれど、無理なトリックでもなんでもないんです。言葉のひとつひとつの選択がカーの手腕でしょう。


犯人は意外性があるようですが、2時間サスペンスを視聴されている方ならもしかして見破るかもしれませんね。そしてメロドラマさながらの男女の愛奏劇は、鼻持ちならないどころか登場人物の性格を良く表していると思います。


ヒロインの危機を巡って交錯する、癖のあるメンバーたち。
人数は少ないですけど果たして誰が犯人か、推理してもらいたいですね。ページ数も少ないので気負いなく読めます。




次回の作品はこちら
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