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読書感想文『向日葵の咲かない夏』

期待してたけど、腑に落ちないラスト
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・読みやすさ
★★★★★
・恐怖度
★★★★☆
・大どんでん返し度
★★☆☆☆
・感動度
★☆☆☆☆
・総合評価
★★★☆☆

<あらすじ>
一学期の終業式の日、欠席したS君にプリントを届けるためにS君の家を訪れたミチオ。声をかけても応答がなく、中に入ってみると、きい、きいとおかしな音がした。S君はいた、自分を見下ろして。呼んでも返事がなく、よく見ると、S君の首はロープに繋がっており、足は地に着いていなかった。S君は首を吊って死んでいたのだ。

急いで学校に戻り、担任の岩村先生に伝え、ミチオは一旦家に帰される。その後、岩村先生と2人の刑事が家に来るが、ミチオにもたらされたのは、“Sの死体なんてなかった”という知らせだった。「嘘じゃない、確かにS君の死体を見た」と懸命に主張し、結局行方不明事件として捜査されることとなった。

それから1週間後、ミチオの前にS君があるものに姿を変えて現れ、“自分は殺されたんだ”と訴える。ミチオは妹のミカと共に、S君を殺した犯人を探すこととなる。



『イヤミス』で知れ渡っている本作。
累計発行部数が100万部を超える大ベストセラーだそうです。
いまどき100万部って純粋に凄いですよね。それほどまでに話題作だったとは。まだまだ知らない作品が多いです。

主人公が小学生のミステリーって、嫌な予感しかしません。
事実、読み始めて20ページほどで「どよ~ん」とした気持ちになってしまいます。
子犬や子猫が惨殺され、足を折られる事件が多発するだの、同級生のS君が終業式の日に自殺するだの・・・。
同級生のS君が「僕は殺されたんだ」という衝撃もさることながら、S君を殺した犯人を捜すスリリングさが面白いです。

担任である巨体の持ち主、岩村の独特な存在感は、子供のみならず読み手の大人もゾゾッと来る事になるでしょう。


ただ、後半になると不穏な雲行きです。
犯人ではないかと疑っていた人物が二転三転と変わっていき、衝撃の事実が浮かび上がります。

この事実がオチとなりますが、私が嫌いなオチでした。
こんなオチ、久々に読んだと思います。やっぱり納得がいきませんね。

序盤でオチの伏線が描かれているのに気が付けば、オチに納得する人も出るでしょう。
その伏線とは、主人公を虐待する母親の事なんですけどね。
台詞、行動を頭に入れたとしても、このオチはいただけません。

読み終わって気持ちが暗くなるという感想もありますが、私は違った意味で暗くなりました。最初の犯人説で進む内容の方が、よっぽど自分好みだったので。


表題の向日葵が、犯人に繋がる証拠を握っているんですけど、向日葵のイメージが悪くなったな(笑)

そして自分の小学生時代を振り返ると、本当に普通で良かったと心底思います。

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テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

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