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ホラー映画『クリムゾン・リバー』

二回目の観賞でも真相不明(汗)
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劇場で友人と観賞したのが16年前。
観賞後、2人でポカーンとなったのを覚えています。それくらい、謎の回収がなされていません。サスペンスだけど、これ、一度観て把握できる方はいらっしゃるのかしら。難易度高めで、フランスらしいゴア度。
そして二大スターの競演。世界レベルで活躍する俳優は、華が違いますね。いつもB級ホラーばかり観ているから、面白いって錯覚してしまいます。錯覚?そう、やはり2回目観賞後も意味がわからない事だらけでした(涙)



「ココがわからない」という謎多き映画ですので、ネットでも考察系のサイトが豊富です。
いろんな捉え方があると思いますので、私自身が感じた思いも乗せて紹介したいと思います。

映画冒頭、いきなり死体です。
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物語の発端は、この謎多き男性の死体発見からです。


フランスの山深き大学街、ゲルノンで起きた猟奇殺人。
膨大な人数の大学生と関係者、そしてゲルノンの村人が静かに暮らすこの土地に起きた事件は、とても地元警察の手に負えません。

パリから派遣されたニーマンス警視。
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地元警察に「特捜班を頼んだつもりなんですが」と言われ、「俺がそうだ」と断言しちゃう所が格好いいです。

死体発見者は地元大学の研究員。
クライミング中に、断崖絶壁の横穴で発見しました。

『ゲルノンは、大学を中心に回っている』

地元警察が話す通り、欧州最古の大学で、3年連続優秀校に選ばれたゲルノン大学。
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病院も大学に併設してあり、検視ができる設備も整っています。

死体の身元は判明しており、大学卒業生で図書館の司書でした。

ニーマンスは死体と対面します。
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「犯人は異常ですよ」
検視官が神妙な面持ちでニーマンス達に死体を見せます。



「死体は胎児の形で発見されました。」
「拷問の形跡があり、全身に裂傷、鋭い刃物で切られています。骨折も数か所。手首は生前に切り落とされています」
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凄惨な死体に、地元の若い警官は顔をそむけます。



ニーマンスは言います。
「死ぬまでに、どれほどの時間が?」
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「約5時間といったところでしょうか。死なないように、細心の注意を払いながら拷問する。相当苦しんだでしょう。」




すると、死体が涙を流しました。
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ニーマンスは引き寄せられるように、その閉じた瞼を開こうとすると・・・
「眼球、ありませんよ」
検視官のケロッとした発言に、ニーマンスも手を止めます。
「眼球も生前に取り出したんです。異常ですよ、犯人は」

目から出た水の成分を調べるという事で、大学のふもとにある眼科医を訪れる事にしたニーマンス。


ゲルノンという土地は、大学を中心に回っている。
この意味は、「究極の完全体」を作る大学の思惑があったのです。
ゲルノンで知力・体力を十分に伸ばし、その男女が一緒になる。
そして生まれた子供はまた優秀な子供と・・・。
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眼科医は、言います。
「血が濃くなるにつれて、先天性異常を持つ子供が増えてきた。例えば目が見えないなどだ。しかし、それはあくまで大学内での事だった。それが今では、大学に関係ない村人たちの子に異常が出てきたのだ。逆転してきてるのだよ」

大学生同士で結婚して、またその子供が同じ出生を辿る子供と一緒になるなんて、少々異常と思えますね。
実際、大学生以外の大学で働く者たちの殆どがその流れで生まれた子たちなのです!
親の後を引き継ぎ、大学の発展に努める封建的な社会が存在していたのですね。

ニーマンスは最後に医者に聞きます。
「どうして犯人は眼球と手を奪ったのでしょう」
「眼球と手は、個人を表すモノだからだよ」



その頃、ゲルノンより200kmも離れた町で墓荒らしが発生。
赴任してきたばかりのマックス刑事は、現場に向かいます。そこにはカギ十字の落書きがされた墓が一つ。
少女ジュディエットの墓でした。20年前に亡くなったようです。
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「この墓場で一番、頑丈な墓なんだよ」
墓守の言葉を聞きながら、中を覗くマックス。特に異常は見られないようです。

墓荒らしと同時に、小学校で盗難事件も発生していました。
校長は「特に取られた物はないんですが」と首をかしげます。マックスはとりあえず届け出を出してくださいと言いかけ、校長に質問します。
「この学校に、ジュディエットという少女がいませんでしたか?」

資料室で調べてみると、ジュディエットの資料がありません!
俄然、興味を持ちだしたマックスは、このジュディエットの調査を開始します。


20年前、ジュディエットは高速道路でトラックに轢かれました。
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現場写真は凄惨でした。少女の小さな体は真っ二つです。
「母親がね、そばにいたんだけど、唯一残った指だけを持って泣いてたんだよ。それが証拠品となって少女の死亡が確認されたんだ。

愛する娘が目の前で轢かれた。
母親は気が変になり、修道院に入ったとの事。


更に証拠を集める為、母親のいる修道院へ。
15年前から人との接触を避けてきた母親。マックスは出来るだけ顔を見ないようにという指示に従い話を聞きますが、何を言っているのかわかりません。
悪魔が娘をさらった」
「病院に行き、彼らに見つかってしまった。悪魔からは逃げられない」
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何と!母親の目がおかしい!

<ヒント>
ニーマンスが訪問した眼科医と、この母親の話を合わせると「世界観」が見えてくるんですよ。母親の目が盲目になっているのは何故か・・・



ニーマンスは再びゲルノン大学へ。
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「優秀な学生を育てる事が、この大学の誇りであり、学生を侮辱することは大学を侮辱することである」

殺された司書の身辺調査に、明らかな不快感を表す校長。

警察に不信感を抱いているのは、この閉鎖的な大学の慣習がさせているのかもしれません。部外者を寄せつけない「排他的」思想。しかし、事実はもっと驚愕な事でした。


殺された司書が研究論文の為に揃えていた資料は、とても普通ではありませんでした。
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司書は、あのような拷問の末に殺されたのには、研究論文を見ればおのずと推理できます。

<ヒント>
世界からエリートを集めるのではなく、大学でエリートを育てるという考え方、どこかで似たようなのがありませんでしたか?フランスではなくて、別の国で・・・。
司書が研究していたのは、「完璧」な人間の創造。




ニーマンスは死体発見者のファニーのもとへ。
ファニーも漏れなく大学出身者で、雪崩の研究をしています。
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「死体は遠くから見ただけ」
冷たい対応のファニー。それでもニーマンスは彼女に質問します。

「この大学はインテリばかりで嫌いよ。みんな、大学に尽くそうとして嫌になる」
「そんな君も雪崩の研究をして大学や町を守っているじゃないか」
「・・・」

態度はツンケンしていますが、今まで出会った大学関係者とは違う、人としての情が見えたニーマンス。

司書の目から流れた涙の成分が酸性雨とわかり、ニーマンスは彼女に捜査協力を願います。
そして、雪深い山のクレパス、氷で覆われた一角で、成分採取をしていた二人は、何かを見つけます。

死体でした。

第二の殺人が発生したのです。


一方、マックスは、墓荒らしの犯人を捜すのに必死。
鍵十字の落書きをヒントに、荒くれ者のアジトへ乗り込むと、暴力で口を割らせます。
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「墓なんて荒しちゃいないよ!ただ、車は見たよ!男が乗って走り去ったんだ!」




車の車種を調べると、結構な数でした。マックスは勘を働かせます。
ジュディエットの母親は確かゲルノン出身・・・。
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ゲルノンで登録されているかを確認するとビンゴです!
マックスはさっそくゲルノンに向かいます。


これでニーマンスとマックスが出会う事となります。



車の持ち主は、ゲルノンの産科医でした。
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そこで偶然マックスとニーマンスが初対面したものだから、お互いに敵と思い銃を向けます。



マックスは相手が伝説の刑事(笑)、ニーマンスだと知ると・・・
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「マジすか!?憧れてたんスよ!!」
と、興奮気味。



施錠されたドアをぶち破った姿にさえ、マックスは恍惚な表情(笑)
憧れが過ぎるだろ(T_T)
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そこは犬の解剖死体がデロ~ン・・・。手術を行っていたようです。医者の家だからという理由にはなりません。

マックスはそこで、小学校の集合写真を見つけます。
「あれ・・・これ・・・どこかで?」




産科医の死体です。
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ニーマンスとファニーが見つけた、二番目の死体。
これが産科医だったのです。ジュディエットの墓を荒した彼は、どうして死体として発見されなければならなかったのか。
「今回は拷問を受けてなかったよ」
検視医は2人に説明します。



ところが、検視医は何かを感じ取り、見開かれた目をジッと眺めるとくり抜きました!
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ニーマンスは凝視してますが、マックスはギブです(笑)
「こいつは驚いた。義眼ですよ」

<ヒント>
最初は司書が殺され、次は産科医です。
2人ともゲルノン大学を卒業しており、未だ大学と縁がある。両手・両目を犯人は奪い去っている。目と手は個人を表すものであり、それを奪うという行為が意味する事は?



義眼=眼科医だと閃いたニーマンスは、マックスと共に向かうと、
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両目を抜かれ、殺された眼科医が吊られていました。

そして建物内に犯人が隠れてるのを発見した二人は、必死で追いかけますが反撃に遭います。
ニーマンスから銃を奪った犯人は、フードを深々と被り顔がわかりません。
その銃口はゆっくりニーマンスに向けられると、発砲!!

しかしニーマンスを狙ったのではなく威嚇でした。銃弾すべてを撃ち終ると、犯人はニーマンスに銃を投げ返します。
マックスも犯人を追いかけますが、強靭な脚力を持つ犯人に差を付けられ、逃げられてしまいます。

<ヒント>
犯人は何故、ニーマンスを殺さなかったのか。そして、指紋が残るのにも関わらず銃を返した。
若い刑事のマックスが追いかけても追いつけない身体能力。まさにアスリート。



眼科医の死体そばに書かれた謎の言葉。

深紅の川の源に さかのぼる

ニーマンスはこの言葉をどこかで見たような気がします。
そう!殺された司書が研究していた文献の言葉です!!
『我々は支配者であり 奴隷 至る所にいて、どこにもいない 深紅なる川の支配者』

この言葉が意味することを解明しない限り、犯人は捕まえられません。

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ニーマンスの銃には犯人の指紋が付いていました。
リストからはヒットせず、このまま捜査は難航か?と思われた中、マックスが「この指紋で検索して欲しい」と資料を出します。
ジュディエットの指紋です。
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「出ました!20年前に死亡した少女が銃を撃ったんですか?」

こうなると、ジュディエットの墓をもう一度調べ直さなくてはなりません。
マックスに墓を暴けと指示したニーマンスは、大学に戻ります。

「すべての元凶は大学にある」



墓地に着いたマックスは、一人暗闇の中ジュディエットの墓石を持ちあげると・・・
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遺体はありませんでした。
代わりに写真が。この顔、どこかで見ませんでしたか?




3人も人が死に、ファニーも警察に尋問を受けていました。
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ファニーの自宅まで送り届けたニーマンス。
「刑事さん、私が犯人だと思ってるんでしょ?」
「君は・・・あんな拷問なんて出来るような人ではない」


ニーマンスとマックスが再びゲルノンで合流しますが、何と2人揃って命を狙われます。
返り討ちにした2人ですが、死亡した相手は大学校長の息子でした。

もはや大学で何が行われていたかを察したニーマンス。

<ヒント>
実は死んだジュディエットは生きていて、ファニーではないのか?という疑問が出てくる。しかし指が無いのにどうやって銃を撃てたのか?しかも犯人なら指紋がバレてしまう。
大学がニーマンス達を殺してまで隠したい「陰謀」とは何か?





『犯人』を追って、ニーマンスとマックスは雪山へ。
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この時点で、ニーマンスは犯人を特定していた模様です。しかしこれが間違いでした。




そこにはファニーがいました。
雪崩を発生させて、大学と村を壊滅させるつもりのようです。しかし、その目はどこかおかしい。
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<ヒント>
大学側がおこなっていた真相は、完全なる人間を作る事。
しかし度重なる血の交配によって、不完全な遺伝子を持つ子供が生まれ始める。そこで大学側は、村で生まれた赤子との交換を密かに実行していた。大学病院で出産した村の女性の子供と入れ替えたのである。
村人の先天性異常が増えたのはこれが原因であり、ファニーは果たして大学病院で生まれた大学の子なのか。



ニーマンスの推理は、80%ほど当たっていたんですがね・・・


ファニーを説得している後ろに見覚えのある姿が。
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この映画、難し過ぎる(´;ω;`)
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★★★★★★★
この説明でわかった人は、相当IQが高いと思いますのでゲルノン大学入学をオススメします!
大学側が行っていた事。それはナチス時代にも実行されていた「優生学」に通ずるものです。
殺された人間は3人。それぞれ優生学に基づいて闇の仕事をおこなっていました。
司書:図書館の司書として、席順を強制で決める事により将来の伴侶を決定していた(向かい合った者同士)
産科医:赤子交換の実行者
眼科医:真相を知っていて隠していた。大学と何らかの揉め事があった様子
「強靭な肉体・優れた知性」を生み出す事により、不自然なほどの優等生が生まれました。そして、そのしわ寄せがファニー達なのです。ニーマンスを銃で威嚇発砲したのもファニーでしょう。アスリートのような肉体が物語っています。
問題は、ファニーが双子であった事です。片割れのジュディエットは、母親の事故工作(指切断)で、ひっそりと生きており、いつか大学に復讐する事を望んでいました。ある時、ファニーとジュディエットが出会ったことで、赤子交換が起きた事を悟る2人。産科医はジュディエットが生きている事を知り、証拠を抹殺(墓荒らし・小学校の資料盗難)をしていたのですね。
ファニーは大学側の子、ジュディエットは戸籍上死んだ子。
母親の目が先天的に異常なのは、彼女自身が大学側の人間だった何よりの証拠でしょう。何世紀にも渡って行われてきた大学の末路です。
本当は、もっと持論を展開していきたかった。双子の生い立ちや『深紅の川』の意味とかね。
書いてて疲れてきたのでこの辺でお終いにします



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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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