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読書感想文『えじきしょんを呼んではいけない』

一番怖いのは「お前」かい!
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・読みやすさ
★★☆☆☆
・恐怖度
★★☆☆☆
・大どんでん返し度
★☆☆☆☆
・感動度
☆☆☆☆☆
・総合評価
★☆☆☆☆


<あらすじ>
「アレを最初に呼ぼうと言い出したのは―」バイト仲間とある島に旅行に行った住谷秋乃は、フリーライターの京本陽介に旅先での恐怖体験を語り始めた。“えじきしょん”―島の住人がそう呼ぶ、人を溶かしにやってくるという恐ろしい怪物の伝承。溶かされた猫の死骸を島で目にしていた秋乃たちは、宿の主人から聞いたその話に興味を持ち、音声検索で調べてみる。すると、スマホの音声は答えた。「えじきしょんを呼び出しました」
「BOOK」データベースより


読後、他の読者の感想が知りたくて検索したら少ない。2018年7月出版でした。最近の小説なのね。



若い女性、秋乃の独白から始まります。

「多くの人間が失踪している真相を私は知っている」

いいねぇ、秘密の暴露は(´∀`*)
ところが読み進めていくと、自己中心的な考えと話し方に早くも不快感を感じる。作中のフリーライターも同じように思ったようで「真実ではないかも」と疑いながら聞いている。
「私的には・・・」
「あの人、いつもそうなんです」

こういう話し方が女性特有だとしたら自分も気を付けたいものだ。上から目線てやつね。
作者の意図なら間違いなく術中にハマりましたわ。


巷では失踪で片付けられている事件が、少しネタバレしますと失踪者は全て溶かされていたというトンデモ内容。




失踪=消える
↓↓↓
硫酸で


非現実で滑稽であるのは、硫酸をブチ撒ける「硫酸かけかけマン」という存在。
600px-Corroder.jpg
↑彼は『クロックタワー3』の硫酸男。作者は絶対にこのキャラをフューチャーしたに違いない!てかパクッた?
殺人鬼の描き方が面白くない。怖くない。この存在を活かしきれていない。三重苦!!


起点となる小さな島が舞台なのは少しだけ。本当に少しだけ。
そんな島に似合わない巨大な洋館と1人戦う男。秋乃の話で広がるかと思ったら広がらない。謎のまんまで終了。マジでここは掘り下げて欲しかった。

最後の「どうだ、怖いだろう」というオチも不快感しか残らず288Pしかないのに、長時間を要したほどの疲れが襲ってきました。


けどね、唯一と言っていい最高の狂人がいる事が救いです。心折れずに読めたのは、その男のおかげ。硫酸かけかけマンではないですよ。

善人の仮面を被ったサイコパスと硫酸かけかけマン。私にとってどちらが恐怖だった??





勝者はサイコパスだった(笑)

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テーマ : 怪談/ホラー
ジャンル : 小説・文学

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