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読書感想文『星降り山荘の殺人』

フェアがゆえに犯人の目星はつくけど・・・
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↑最近は帯も芸能人が書くのが一般的なのね。

・読みやすさ
★★★★★
・恐怖度
★★☆☆☆
・大どんでん返し度
★★☆☆☆
・感動度
☆☆☆☆☆
・総合評価
★★☆☆☆



<あらすじ>
雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?あくまでもフェアに、読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理。
「BOOK」データベースより


「新本格ミステリー」を語るには、この作品も避けては通れないだろう。

本作のカバーに小さく書いてあった説明書きは・・・
綾辻行人の『十角館の殺人』でのデビューを皮切りに巻き起こった一大ムーブメント。そのあと、若い才能が一気に世に羽ばたき、ミステリー界を一変させたジャンル。
名探偵・嵐の孤島・謎めいた連続殺人・密室・快刀乱麻の解決編。謎と倫理にこだわり尽くし、虚構の面白さを追求する。

とのこと。

つまりは黙って筆者の挑戦状を受けろということです。OK、そうします。黙って読んでみます。


過去、類を見ないほどの読みやすさで、一気に100ページ目に突入とか驚きの速読を可能にしたストーリー。
だってね、各章ごとにわざわざ注釈を入れてくれる親切設計なんです。

例えば第一章は
『まず本編の主人公が登場する。主人公は語り手であり、いわばワトソン役。つまりすべての情報を読者と共有する立場であり、事件の犯人では有り得ない

なるほどー、主人公は犯人ではないのね。
OK!


こんな風に各章に注釈があり、ご丁寧にも現場である山荘の見取り図や犯人の残したと思われる証拠も図式で紹介するなど太っ腹な事をしてくれます。読者(私)を試しているのがわかるぜ。OK!次いってみよう!


山奥の雪深い外界から遮断された山荘に集まったのは9人。
各々コテージや詰め所で一夜を明かした朝に、第一の殺人が発生します。おっしゃー!犯人見つけたるで!

各章のたびに注釈が入り
『この推理は間違っていない』
『ここは終盤の推理で重要なファクターとなるので注意』

と、本当に挑戦的なんですよ、く、悔しい・・・OK!読み進めます!
そうこうしているうちに第二の殺人が起きる。怖・・・。


1996年初版という時代を考えると、確かに使い古された感が否めないトリックと言えるでしょう。私も片っ端からミステリー小説を読んでるがゆえに、犯人の目星・・・いや犯人はわかりました。
OK!犯人はYOUだね!


多くの読者も同じく犯人はわかったようです。そうだよね、私がわかるくらいやから(汗)。
問題は作者が「どこに大きなヒントを残したか」なのです。


OK!どこよ。私を騙した文章なんてあった~?





驚くなかれ。




ムチャクチャ最初やんけ!!!


はは・・・OK!(|| ゚Д゚)

私の負け。
いつも負けてるケド。

うわー・・・そうか。私はガッツリとミスリードに誘導されてるんやねぇ。それが逆に怪しいと踏んで、犯人も誘導されとるやんけ!犯人がわかって当たり前やったんか。

むー!悔しいわっ!←思い出した
筆者にドヤ顔を笑われてる気がしてならん。「私はちゃんと『ヒント』を伝えましたよ?この人がだなんて私は言ってないですよ?えらく遠回りして犯人がわかって楽しいです?」って。ううううう、ぐーやーじー!




けどね、言い訳じゃないけど気になったんは犯人の弱い動機と謎の過去。
まーったく解決せんままなんですよ。ここまでヤラかした犯人の素性を知りたいと思うのが読者の願いでしょ?それがないまま終わりました。
(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

ここだけはちょっとね、解せぬ。



負け犬の遠吠えですね。OK!わかってるよ!
(゚д゚)、ペッ←態度、悪っ


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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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