FC2ブログ

『It Follows』

今年もホラー三昧だったなぁ。
イットフォローズ
今年もホラー映画レビューにお付き合い頂きありがとうございました。
拙い文章・誤字脱字に我慢しながらも訪問して下さったこと、心より感謝しております。
今年レビューした作品は35!頑張ったなぁ(しみじみ)

本作、2018年最後に観賞できてよかった。
評価が高いのも頷ける。シンプルに「戦えない相手」から逃げるだけの話。バケモノや幽霊とは違う異質から逃げるだけ。誰もが浮かびそうなアイデアで実現できそうだったのに、安い予算で仕上げた監督の手腕は見事です。着眼点が素晴らしいね!




とある住宅街。


際どい服装で道路に飛び出した女の子が血相を変えている。あたりをキョロキョロしたと思ったら自宅に戻る。そして飛び出す。
201812291310039d6.jpg
何してんだ?追われてるのか?しかもボイン(関係ない)。


車で海岸まで来た彼女は両親に「愛している」と告げます。家出少女でしょうか。




翌朝。
どひゃーん!足がとんでもない方向になっとるがな!誰がこんなことを!
20181229131003712.jpg



そして主人公宅から物語はスタートします。



19歳の女子大生ジェイ宅に、今日も妹の友人たちが遊びに来ています。彼らを幼い頃から知っているので、半裸姿のジェイに驚かない皆様。唯一、男の子であるポールだけがドキドキ。わかりやすいぐらいジェイにホの字(笑)
20181229131003a12.jpg
残念ながらポールの淡い片思いは一方通行。
ヒューという男性とお付き合いを始めたジェイは、彼にゾッコンだから。ポール、残念。



※この映画、時代背景が1980年ぽいのね。敢えて?
 テレビ場ブラウン管だし、スマホもない。ファッションも古臭い。そして何より怖いのは、ジェイの母親が終始正面に向かないこと。 (向かって左端)
 このシーンとあと1回登場する時も、顔が映らない。意図的としたら十分過ぎるほど気になる!




チョイ悪男、ヒューと映画デート。他愛のない会話でもジェイは幸せです。
2018122913100394b.jpg
「もしなれるとしたら、この中の誰?」ゲームをしてます。なんやそれは。
ヒューが「あの黄色い女か?」と指さす方向に誰もいない。ジェイは冗談?と顔をしかめますが、ヒューはみるみる顔色が悪くなる。映画どころじゃない。慌てて飛び出した。どうしたの?元カノでもいた?ジェイの質問にも答えない。




夜。
レストランで食事をする頃には、ヒューも落ち着きを取り戻し、楽しい時間を過ごすジェイ。
201812291310038df.jpg
この時、ピントはレストランの窓外、道からこちらに向いて歩く人物に合わす。なんで?誰、こいつ。


ジェイはヒューと一線を超えてません。
バージンじゃないから怖がる理由はないけれど、遊び人風のヒューに尻込みしたのかな?妹にもハンサムな彼で羨ましいと言われます。


そして、とうとう結ばれます。
場所はヒューが選んだであろう、夜の廃工場の広場(笑)カーセックスかよ。アメリカ人、場所問わずですか。それでもジェイはウットリして幸福に浸る。好きな人とセックスできた幸せ。


が、無残にも砕け散る!!
20181229131003bd5.jpg
ヒューがジェイを襲うのですが、私、最初殺すのかと思ったわ。どうも気絶させただけみたい。この後のシチュエーションが気になる!





目を覚ますと車椅子に乗せられてた。しかも両手は縛られてる。ここは廃工場の二階ぽい。
20181229131116879.jpg
「荒っぽい事をしてごめん」
ヒューは周りを警戒しながら謝罪します。理解できないジェイは言葉が出ない。恋人に何されてんのよ私は。


「今から言うことを忘れるな。これからお前のもとにあるモノが付いてくる。それは変幻自在に姿を変えて知人や他人になって現れる。俺はそれを君に伝染(うつ)した」

「???」
ジェイの混乱は増すばかり。ヒューは何を言っているの?伝染(うつ)したって?病気を?


ヒューは車椅子を移動させます。階下には素っ裸の女が歩いてくる。あるモノってあの人のこと?
201812291311164b0.jpg
ヒューはすべてを語らず、要点のみを話す。

「足は遅い。移動手段は徒歩だからな。だが馬鹿じゃない。常に逃走経路を確保しながら逃げるんだ」
ジェイは涙が止まらない。彼氏の言葉が理解できないし、見捨てられる感がハンパないから。


「いいか、この状況を変えるには他の男とセックスして伝染(うつ)せばいい。」
20181229131116fb1.jpg
「俺がお前にしたように。いいか、必ず生き延びろ。お前が死ねばまた俺に戻って来る。いいか、早いうちに誰かセックスしろ」


裸の女が目の前まで迫った時、死を感じたジェイ。
ヒューの話す内容は理解できないけど、自分が死ぬ運命だというのは何故かわかる。ヒューはジェイを車に乗せ自宅まで送りました。しかし彼女と言う扱いとは程遠い、道路に投げ捨てるように放置です。

いつものように自宅庭で遊んでいた妹たちはビックリですよね。
姉がレイプされたと思って警察沙汰ですよ。


結局、ヒューは偽名であることが判明。居場所もわからず、ジェイは打ちひしがれる。伝染(うつ)すって、やっぱり病気の事かしら。
201812291311160ab.jpg
思わず自分のアソコを眺める(笑)

心は晴れませんが通学はしなくちゃね。学生ですから。


講義中、上の空で中庭を見ていたジェイ。
中庭は生徒が思い思いで過ごしています。当たり前だ、大学なんだから。
201812291311167cf.jpg
・・・婆さん??

恐怖で教室を飛び出したジェイ。
廊下で様子を伺っていると、さっきの婆さんが歩いてきた!他の生徒には見えないようだ。変幻自在に現れるって、こういう事なのか・・。



車で逃げた先は妹のバイト先です。ポールもここで働いています。
うまく説明できないけど、ジェイの必死な姿に妹は信じようとします。優しいなぁ。ポールに至っては「今晩泊まりに行くよ」と言う。
20181229131116781.jpg
妹は「わかりやすい奴だ」と呆れ顔。

ま、結局泊まる事になるんですけどね。

その夜。
ポールがいる居間で昔話に浸るジェイ。幼馴染の彼らは初キス同志なんですよ。その後、妹ともキスした事をジェイは知っていて「姉妹とキスしたなんてキモイわね」とからかいます。しかしポールの本命はジェイ。ずっとジェイに憧れていた。薄々その事を気が付いているから、ジェイはポールと距離を置いていたのだ。


ガシャーン!!


何事!?
20181229131224568.jpg
このシーンはビビッた!
キッチンの窓が割られたようです。ポールは様子を見に行ってくれました。ジェイは再び恐怖に襲われます。家にいても安心できないなんて。




ポールが戻らないので様子を見に行くと・・・
20181229131224bdc.jpg
失禁半裸チアガールがいる!!
しかも空っ歯(笑)




アワワとなって二階に逃げたジェイ。
皆が心配してやって来てくれました・・・って後ろ!!
20181229131224ac1.jpg
↑CGではなく、実際のエキストラだそうです。2m超えの身長だとか。




さっきは失禁半裸チアガールだったのに、ノッポ男に変わったりと、追跡者の容姿がコロコロ変わる。完全にパニックのジェイは1人で公園まで逃げます。
2018122913122430a.jpg
妹やポールたちはジェイが見える追跡者が見えないのがねぇ、もどかしい。

その公園にやって来たのは向い宅に住むグレッグ。血相を変えて走るジェイを心配してきた。遅れて妹たちも合流です。プレイボーイ風のグレッグにすべてを打ち明けると「車を用意するよ」と言ってくれた。逃走手段ができて良かったね。


実はジェイとグレッグは肉体関係がありました。ジェイって意外とヤリ・・・すみません。
201812291312240af.jpg
歩きの追跡者との距離を稼いで、元凶であるヒューを捜すことに。




ヒューが住んでいたと思われる家から情報を得て、彼が卒業した高校に赴き実名と実家が判明しました。
ところで、このシーンがよくできていて、カメラワークが絶妙なんです。↓ジェイたちが調べている間、カメラはゆっくり回る。
201812291312245c9.jpg
回るとね、中庭も映る。こちらに向いて歩いてくる女がいる。カメラは回り続けジェイたちが映る。二周した頃には女はかなり近づいているということ。



↓見えるかな?女がこっちに来てるでしょ?
20181229131329c0c.jpg
こちらに歩いてくる人すべてが疑わしい。撮影方法が素晴らしい。




ヒューは実家に身を潜めていました。やはり頼るべきは親か。ヒューはジェイの姿を見ると謝ります。当たり前や!
20181229131329db6.jpg
驚くことに、伝染(うつ)したヒュー本人は未だに「見える」らしい。伝染(うつ)しただけでは駄目ってことじゃんか。

「とにかく、早く伝染(うつ)すんだ!いいな!」

大した情報も得られず、グレッグの別荘にいったん身を隠すことになったメンバー。

戦うための武器は銃。射撃練習をしながらジェイはグレッグに言います。
201812291313292c0.jpg
私だけがここに残るわと。本当にそれでいいの?正体すらわからないのに。

皆は口にしていないだけで、ジェイの自作自演またはイカれてると思ってるはず。幼馴染だから本当に心配しているけど、見えない相手に怯える姿はどうみてもねぇ。手の施しようがないわ。




砂浜で誰一人口を利かず過ごしていると・・・
20181229131329c9b.jpg
来た来た来た来た!




ジェイ以外はこんな風に見える。髪を引っ張る追跡者。
20181229131329971.jpg





ジェイの言ったことは本当だった!!
感触を感じたポールは、たとえようもない恐怖に駆られます。ジェイが怯えるのは付いてくるからではない。
20181229131329814.jpg
殺しに来ているからだ。





あ、撃たれた。
物理攻撃は可能なんだ!!銃で首を吹っ飛ばしたんだけどね、すぐに起き上がった(笑)
2018122913142405c.jpg
不死身だよ、参った!ヒューも試みたであろう。だけど倒せないから伝染(うつ)すのか。けどさ、伝染(うつ)しても見えるわけで回避したことにはならない。どうすりゃいいの?




ちょっと目を離すと姿を変えやがった!
201812291314249e7.jpg
プッツンするほど叫んだジェイは車で逃走。運転を誤り事故を起こします。



目が覚めると病院のベッド。手を骨折したらしい。
周りには妹やポールたちが転寝をしている。看病してくれてたんだ。本当に優しいメンバーだよ。




ジェイはグレッグを誘います。はぁ、とうとう伝染(うつ)すのねぇ。しかし快感なんて得られない。
20181229131424317.jpg
ただただ廊下から追跡者が来るのではとヒヤヒヤするだけ。
グレッグは強いから。彼なら私みたいにパニックを起こさず対処できるはずだと言い聞かせる。ジェイ、辛い選択だな。



ジェイがグレッグと寝た事は妹たちにも知らされます。
妹は姉が助かるならと思ってますが、ポールは複雑ですわ。どうしてジェイは自分を誘ってくれなかったのかと。←いやいや、発想がおかしいって!

伝染(うつ)されたグレッグですが特に異常は見られません。
「何も見えないし、追われないよ」と。

アレ?どういうこと?


追跡者はやって来た。グレッグの家に入り込むのをジェイは目撃しました。自分ではなくグレッグに向かうということは、ただ優先順位が変わっただけか!
20181229131424ab1.jpg
・・・そうか、そういうことか。回避不能なんだ。


絶望!!!



グレッグの死に方がまたね、強烈なのよ。
20181229131424b97.jpg
母親(に化けた追跡者)にレイプされて死ぬという(;^ω^)
グレッグの体中から精液が出てね。ベトベトでしたわ。


グレッグ死亡→ジェイに戻る


今度は僕と・・・ポールの本気の言葉に耳を貸さないジェイ。
20181229131424390.jpg
グレッグは良くてポールは駄目なのはタイプじゃないから?いえいえ、違います。生死を賭けた選択に顔の好みなんぞ言うとる場合ではない。ジェイにとってポールは大事な人だからです。妹と同じ、かけがえのない存在だから失いたくない。


ここでポールが閃きます。

「奴をおびき寄せよう」


車に乗って全員で移動です。危なかった、自宅屋根には追跡者がいた。
201812291315197e9.jpg
スッポンポンのオッサンやん。
本当にコロコロ変わるなぁ。半裸姿か全裸が多いけど。




到着したのはプール。
ここにジェイを囮にして追跡者をプールへと誘い込み感電死させるという・・・ごめんなさい、その発想しかなかった?
20181229131519b0d.jpg




ほらー!
絶対プール外から攻撃してくるやんか!妹の起点により姿を捉えたポールが追跡者の頭を吹っ飛ばす。
20181229131519bea.jpg
もちろん死ぬわけないけどね・・・行動は止められた。


毎回、こうやって命がけの戦いをしなくちゃならないのか。

逃げられないの?
20181229131519b6c.jpg
何をしても。絶対に。



その晩。


ジェイはポールと結ばれました。
行為中、妙に感動しているポールの顔が初々しいのは童貞だったのとは別に、好きな人とようやく結ばれた幸せが溢れ出たからだろうな。女の子より女らしいポール♪



ジェイが眺める家族写真。
プールで自分を襲ってきた追跡者は死んだ「父」でした。
20181229131519b54.jpg
謎の母親の顔はここで初めて公開される。
意味深なシーンだけど、本当にこれだけ。



ジェイとポールは荷物を手に歩く。
どこに行くとも考えていない。

20181229131519f88.jpg

ただ、2人についてくる姿に彼らは気が付いているのだろうか。


★★★★★★★
映画評論家から絶賛されただけあって、血や内臓を出さなくても恐怖を伝えられるんだとしみじみ思います(笑)
タランティーノも「凄い設定だ!」と太鼓判を押したらしい(後で本人が「そこまで言ってない」と反論したとか)
追跡者の正体や倒し方、発生理由などすべて放棄して淡々と恐怖を描き切ったのがかえって良かったのかもな。そういうのってわかると途端に冷めちゃう時がありますから。

今年最後のレビューが出来て良かったです。
来年も少しずつではありますがアップしていきます。ありがとうございました。




スポンサーサイト



テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

FC2カウンター
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
プロフィール

智副教官

Author:智副教官
FC2ブログへようこそ!

フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR