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『Deliver Us from Evil』

2019年、初レビューです
NY心霊捜査官
クソ映画だと忘れる(忘れようとしている)可能性が高いけど、遅筆ながら今年も頑張ってレビューします!2019年、1本目のホラー映画は「NY心霊捜査官」。
邦題のセンスが無さ過ぎ!「NY心霊捜査官」って聞くと、霊感のある警官が活躍するんかと思った。まあ間違ってはいないけど想像と違うのです。邦題のセンスはいったん置いといて、後半の端折り方を除いてはテンポと恐怖は及第点です。登場人物も男前ばかりだし、目の保養になりました。
ちなみにR18指定だけど、どのあたりがそうだったんだろう。グロいシーンなんかあったかなぁ。ま、いいか。




事実から着想を得た物語

本作、実在したNY市警巡査部長ラルフ・サーキの手記をもとにした映画だそうです。ですから主人公もサーキとなります。事件を追う刑事に霊現象ありと言ったところか。


2010年。
イラクの戦場で、アメリカ人兵士が発見した謎の遺跡が物語の発端となります。
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CGカメラを装着しているのにもかかわらず、ここ一番大事なシーンは暗転となり兵士の叫び声だけが響く。何が起こったのだ?


2013年。

NY市警の特別捜査官であるサーキは、日々起きる凶悪事件に奔走しています。この日も路地に棄てられた胎児を助けられず、幻滅したところ。助けられなかった小さな命。この世に神はいないのか。

その後、相棒のバトラーと巡回中に飛び込んできた無線はDV通報でした。
ピンッと来る何かに引き寄せられるように現場に急行したサーキ。必要以上に相手を叩きのめす。
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この捕まえたDV野郎が、のちの自分に大きく関わるとはまだ知る由もありませんでした。


別の日。

動物園で我が子をライオンの檻に放り投げた母親の捜索に向かったサーキ達。夜の動物園は気味が悪い。
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子供は何とか助かったのですが、肝心の母親が園内で行方不明なのです。
相棒バトラーと手分けして歩いていると・・・




おった!サーキには目もくれず、地面を掘っている母親。
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異様な行動に薬物中毒と判断したサーキ。確保した母親は支離滅裂な言動を繰り返す。
その時、ライオンの檻内にペンキ屋が残っているのを発見します。サーキはここでもピーンッと感ずる。相棒バトラーが名付けた「レーダー」は、一種の霊感のようなのです。本人は否定してますが。

黒いフードを被っていて、顔は見えない。そのペンキ屋を見失ってしまいますが、DV男同様、この男もサーキに大きく関わってくるのです。



母親の後見人として現れたメンドーサ神父。イエズス会から派遣されたという彼は、風貌が神父らしくない。革ジャンだし。胡散臭そうに引き渡しを許可したサーキですが、メンドーサは「動物園内で起きた監視カメラ映像を見せてもらえないか」と言う。
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神父のくせして事件に絡んでくるなと疎ましく思ったサーキは適当にあしらい帰します。
この神父、ただの薬物中毒者に何故ここまでこだわるのだろう。



サーキが所属する特別捜査官は4人。
2人1チームで組むのですが、この日は別のチームに「イカれた通報があって参った」と聞かされます。サーキはピンッと来て内容を聞くと・・・
『先々週に地下の壁の塗装を依頼してから、家の中で奇妙な事が起きる。声が聴こえたり物が動いたり』

サーキは「その件、俺たちが引き継ぐ」と現場に向かいます。
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バトラーが「レーダー発動やな♪」とニヤリ。
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レーダーの確率は非常に高く、相棒バトラーも楽しそう。てか、バトラーが優秀で良い奴なんですよ。強いしね!


現場宅は「アダムスファミリー」か?とバトラーが比喩するほどの異様さ。
しかし家とは対照的に住人は至って普通でした。家族は一カ所に留まって過ごしているようで、電気を付けていない理由を聞くと「電球を変えてもすぐに消えるんです。教会から貰った蝋燭にも火が付かなくて」と怯える。
サーキはビビッと感じるのです。この家には何かがある。



地下にあったのは死体でした。腹がボコボコと動くのは大量の蛆が沸いていたから!ヒエー!
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死体の身元はすぐに判明しました。塗装業者だったのです。塗装依頼を受けてそのまま地下で死んでたのか!住人は気が付かなかったのか?


それもそのはず。塗装業者は2人組だった。死んだ男ともう一人。黒いフードを被った男がいたと。
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黒いフードを被った?
サーキは動物園内にいたペンキ屋を思い出します。自分の勘は常々よく働くとは思ったが、もしかして一連の事件はすべて繋がっているのではないか?


その通り。


DV男と地下で死んでた男は共通点があった。
冒頭、イラクの洞窟内に入り込んだ3名だったのだ。残りの1人はサンティノ。こいつが黒いフードを被った男の正体に間違いない。
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すべては繋がっている。
我が子をライオンの檻に投げた母親の夫が、地下で死んでいた男なんですわ。バトラーと「これは一筋縄ではいかない」事件だと無言で見つめ合う。


だって猫がこんな風に磔にされるて。
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確かに頭が狂った奴の犯行かもしれない。けれどそうとも言い切れない何か違うものを感じる。




そんな矢先、妻ジェンから「2人目の妊娠」を告げられたサーキ。
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普通なら大喜びでしょうが、サーキの反応は薄い。ジェンは知っています。サーキが取り扱う事件が普通ではない事。そしてその事件に深くのめり込んで家庭を顧みないようになっている夫の状態に。
優秀な刑事って、離婚経験者が多そうですよね。時間も不規則だし、命の危険もあるし、結婚したら苦労しそうだねぇ。

個人的な話で申し訳ないですが、友人の父親が警察官または刑事っていう子が多いんです。聞いてる感じだと映画とよく似てますね。ご飯食べてる途中で呼び出しとかしょっちゅうだったみたい。
本当に大変な職業ですよね。




ある日、メンドーサ神父が警察を訪れます。進展はあったのかとサーキを問い詰めますが、この時も適当なサーキ。
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「この事件には悪霊の存在が関わっているんだ。大きな悪が」
メンドーサ神父の言葉にギョッとするサーキ。
「悪の存在に気が付いているんだろう?」
心を見透かされたみたいだ・・・。




動物園内の監視カメラ映像が届きました。

さっそく観てみると。黒いフードを被った男(サンティノ)が壁に書かれている文字や絵を消している。
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「なんだこれは?」
「だいたいライオンの檻内にあんな文字とか誰が書いてたんだ?」

途中、変な雑音に顔をしかめるサーキ。
隣のバトラーは気が付いていない。俺だけ聴こえるのか?


例の母親が子供を棄てるシーンでは、ハッキリとサンティノが写っている!
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「サンティノに指示されたんだろうか」
「わからないな」



サンティノのアップ画像にバトラーが「気味が悪い」と言う。
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顔が傷だらけじゃないか。だからフードをく被っているのか?にしても異常な光景だ。




どひゃー!
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サーキがひっくり返る!なんだ、あの顔は!!
バトラーはまったく気が付いていない。「お前、ふざけてんだろ!」サーキは怒りで震えますがバトラーこそ驚く。
「さっきから変だぞ?」

サーキの勘違いなのだろうか。疲れか?幻か?それとも・・・。


一つずつ調べていくしかない。
サーキはDV男の家を訪れます。DV男はおらず、妻が対応してくれました。サンティノの事を尋ねると「家の壁を塗装してくれました」と。やっぱり。
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そしてイラクから帰って来たDV男はイラクで撮影したデータを持っていました。洞窟内を進む先には骸骨の山。間違いない、イラクで3人は何かを見た・・。



洞窟内の壁画に書かれた文字や絵。DV男宅の壁を削ると現れた!
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これと同じなのを動物園内でも見た。もちろん、地下が異様なあの家にもあった。

写真を収めるサーキ。
これを無駄とは思うが、精神病棟に収監されている母親に見せてみるか。
折しもメンドーサ神父もいました。仕方なく同行して写真を見せると、いきなり腕を噛まれたサーキ!

メンドーサ神父の祈りで肉は食い千切られなかったものの、
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「マーヴィン」
と呟く母親の言葉に絶句したサーキです。なぜ、この女はその名を知っている!?


ここで改めてメンドーサ神父の素性が判明しました。
「自分は元薬物中毒者で、死ぬ一歩手前で神に救われた」と。エクソシストとして活動を始めたのは、ある母子家庭を襲った悪霊と対峙した時から。酒もタバコも平気で楽しむメンドーサ神父ですが、神に救われたこの命を、悪に苦しむ人々に捧げるつもりだと。
一方、サーキは敬虔なクリスチャンでした。
ところが幼い頃に薬物中毒者が母親をレイプしようと襲って来た時に神は助けてくれなかった。救ったのはこの自分であり、刑事を志した。悪を捕まえるのは神ではなく警察なんだと今も信じている。


悪は悪でも警察が対処できない悪がある。


メンドーサ神父は今回の事件は「バビロンの霊への伝言」であり、悪霊が入って来る扉を作成しているのがサンティノだと断言しました。
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不信な顔のサーキに「先ほど話した母子家庭宅で、自分が行ったエクソシストの録音がある」と聴かせます。疑問を抱きつつ聴いてみる。・・・これは・・・動物園の監視カメラ映像を観てた時の雑音・・・雑音じゃなかった!

「それ、5歳の少女の声だ」

恐ろしいほどの唸り声にサーキは開いた口が塞がらない。
そうだ、本当は気が付いていた。自分の「レーダー」が霊感だってことを。認めたくなかった。第六感だと信じてきた。神や悪霊の存在を認めたら自分は・・・。うな垂れるサーキ。
メンドーサ神父はサーキの能力を見抜いていたのです。凄いなっ!


一方、優秀な相棒バトラーがサンティノの所在地を調べてくれました。
よっしゃー!乗り込むで!今回はメンドーサ神父も同行です。ただし、逮捕時は危ないので車で待機しろとサーキは釘を刺す。

メンドーサ神父は告げます。
「実は、君と会った後にね、言ってなかったけど例の母子に会いに行ったんだ」
いきなり何の告白ですか?

「何があったと思う?止めていたドラッグを始めセックス三昧さ。ずーっとね」
「・・・アンタ神父だろ?なぜそんな」
「俺の中の悪をあいつらは呼び覚ましたってわけさ。おかげで彼女は妊娠した。しかも俺に黙って堕胎したよ」
「!!!」
「いいか、悪霊と話してはいけない。思う壺だ」

今まで清廉潔白な神父のエクソシスト映画しか観ていなかったので、こんなワイルドな神父は初めて出会いました(笑)


一方、相棒バトラーがサンティノに殺された!
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格好良かったのに、そして強かったのに、サンティノの前では力及ばずか~。



悪霊を信じていないサーキも絶体絶命のピンチでしたが、間一髪メンドーサ神父によって救われた!
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拳や銃では太刀打ちできない悪があるなんて、初めて知った。サーキは改めて神を信じることにします。




自分の贖罪を告げ許しを乞うこと・・・
非番の日、たまたま見かけた連続幼児殺人犯を殺してしまったサーキ。死ぬまで殴り殺した事を正当化していた今までの自分。
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この犯人の名前はマーヴィン。そう、母親が牢屋で呟いた名前です。悪霊はサーキに眠る悪の部分を知らしめたのです。

懺悔し涙するサーキに「汝を赦す」とメンドーサ神父。
神を信じなければサンティノには勝てない。


そのサンティノの攻撃は既に始まっています。


母親を操ることなど朝飯前。
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「飛び降りろ」と命じれば簡単に実行する。サンティノの力は増幅し、とうとうサーキ一家にも魔の手を伸ばしていました。



サンティノとご対面。
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「妻と娘はどこだ!」
「どこだろねぇ、見つけないと死ぬよ」



簡単にサンティノは逮捕され警察署に引き渡されましたが、サンティノが普通の犯罪者とは違うと認識しているのはサーキとメンドーサ神父のみ。
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仕方あるまい。今ここでエクソシストを開始する!



エクソシストを始めるにあたり、注意事項の確認。
流れは下記の通りになっていきます。追放まで行かないと完全に悪魔祓いが完了したとは言えません。

存在・偽装・転換・声・衝突・追放

皆も忘れずにメモっておこう!

ではスタートです!



サーキも進んで参加していますが、心が何回も折れそうになる。
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心の隙を突いてくるから気が抜けません!



だから、メンドーサ神父も「お前の子供は生きてるよ」と言われた日にゃ・・・
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ビックリ茫然。そして嘘だー!と大騒ぎ!




さっきまで心が折れかかっていたサーキにたしなめられる始末(笑)
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「集中!集中!」と松木の実況並みに諭される。




とにかく名前を聞き出すのが大事みたいですね。過去の映画を観てもそうだし、実際の悪魔祓いでも必要不可欠な行為らしい。
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首がビヨーンッと伸びるサンティノ。あまり長引くようだとサンティノの命が持たないですよ。





エクソシスト自体の時間は短いのですが、解放された後のサンティノの顔がね。演者の実力が素晴らしいです。ちょっとウルッと来たモン。
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十字架のペンダントを握りしめた時、自分の体に巣くう悪魔が消えた事を悟った瞬間。グッジョブ!



7ヶ月後。


サーキ一家は、メンドーサ神父に洗礼をしてもらいます。皆、無事だったんだね!
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サンティノのその後は気になるけど、やっぱり精神疾患で裁かれないのかなぁ。もしくは戦争後遺症として施設で過ごすのか。

何はともあれ無事に解決ですね♪


★★★★★★★
サーキはその後、市警を辞職しメンドーサ神父と共に苦しむ人々を救う活動をしてるんですって。
どこまでが実話で脚色なのかはわかりませんが、雰囲気だけは抜群に良かったです。監督は「フッテージ」を撮ったスコット・デリクソン。キツくないが部分的なグロ度の見せ方は相変わらず巧いと感じたのはさすが。
ともすれば失笑しそうな内容をクソ真面目に作り上げ、手堅いなぁと感心した次第であります。
2019年一発目ですから、少し気合を入れて・・・と思いましたが力尽きた。簡素に的確にをモットーに!

今年もよろしくお願いしまーす♪




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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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