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『AS ABOVE SO BELOW』

ホラー寄りの謎解き冒険
地下に潜む怪人
観終わった後、「『インディージョーンズ』『ダヴィンチコード』を足してメチャクチャにした」ように感じました。←足した意味ない
どちらも大好きな映画なので、評価がどうであれ個人的には好き系。
天才だがKYな女に振り回されるメンバーが気の毒で仕方がないが、彼女がいなければ全員死んでたな。サバイバルにはKYは必須事項か。意外と悪くなかった作品です。




イラクでも危険なエリアに潜入を試みた女性が自撮りで語ります。
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なにやら歴史的重要建造物が爆破されるとのこと。爆破される前に、この目で確認しなければならないと声を潜めて話します。
たぶん不法入国だろうに、大丈夫かいな。




目的地では、彼女の父親と懇意にしていた現地コンダクターが待機していました。秘密の抜け穴から遺跡に向かいます。爆破時間が迫る中、なんとか碑文を発見!
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コンダクターが「早く!」と急かしているのに、もう少しと引き延ばす女。
おかげで爆破に巻き込まれる・・・。
死んだ?と思ってたら生きていた!悪運か?コンダクターも呆れる始末です。父親とそっくりだと言われます。



その後。

場所は変わってフランス。


錬金術のドキュメンタリー撮影に登場した考古学者のスカーレット。
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そう、冒頭に危険な行為に及んだ女です。
そんな破天荒さと相反し、数えきれない博士号と、多くの言葉を操り、まさしく天才美女なのだ。鼻につくけど。




自殺した父親も考古学者で専攻は錬金術師学でした。その道では権威だったようで娘に貴重な資料をたくさん残している。
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メインとなるのが遺品のノート。
「賢者の石」って書いてある!ドラクエでしか知らないぜ!HP全員回復の超お助けアイテムじゃん!これを探しに行くって!私も行きたい!

けど、ドラクエでも賢者の石ってそう簡単にはゲットできなかった。
映画でもそれは同様。
スカーレットの最終目的は賢者の石を手に入れる事ですからね。父親が成し遂げられなかった遺志を受け継いだ形だ。



本作、カメラマンのベンジー目線ですから、どうやらPOV撮影のようです。これは確実に酔うな

冒頭のイラクで見せたKY行動は、フランスでも遺憾なく発揮され、ベンジーが止めるのも効かず家宅侵入ですよ。
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ベンジーに会わせたい人物がいるそうな。もっと普通に会わせて下さい。



彼の名はジョージ。
スカーレットの顔を見た途端、超不機嫌ですよ。
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その昔、調査先のトルコで、彼女に見捨てられ拘置所生活を送った経緯があったとか。スカーレットに振り回されるのはゴメンだと、完全拒絶。無理もない。

スカーレットはジョージの素晴らしい知識と語学力がどうしても必要でした。
スカーレットだって天才だけど完璧ではない。
イラクで死ぬ思いをしてゲットした碑文について語ると、ジョージはすこーし心が揺らぐ(笑)根っからのトレジャーハンターだよね。



目的達成のためには手段は選ばないスカーレット。
博物館に展示されている重要文化財も平気で燃やす(笑)それもこれも碑文を探すため。
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ジョージは「またか!」と呆れ、ベンジーに至ってはその行動力に開いた口が塞がらない。
イラクの時から運がスカーレットに味方してくれている。キーとなる碑文を次々とゲットし解読するんです。アラム語が堪能なジョージがいて本当に心強いな!




錬金に必要な賢者の石も大切ですが、まずは歴史的に有名なニコラス・フラメルの墓を探さなくてはなりません。この大錬金術師の墓はパリのどこかにある。
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フラメルの墓碑には「地下」が関係していることまではわかっている。けどこの広大なパリの地下のどこにあるんだ?

そう、パリには有名なカタコンベがありますよね!

まずはカタコンベのミニ情報を!

<フランス、パリの地下納骨堂。旧市街の城門たるアンフェール門(「地獄門」)の南側、あるいはパリ14区ダンフェール=ロシュロー広場ないしダンフェール=ロシュロー駅の南側至近に位置する。地下納骨堂にはおよそ600万個の人の遺骨が納められており、観光も可能>
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もっと知りたい方は、ググってみて下さいね。大量の人骨が所狭しと地下に並べられています。圧巻の洞窟だ!


フラメルの墓はこのカタコンベ内の地下深くにあると推測。
さっそく3人は観光客のフリをしてカタコンベを見て回っていると、謎の男より「案内役はパピヨン」と告げられます。誰?となりますが、気が付くと姿がない。半信半疑でパピヨンを捜すと・・・

パピヨンは実在しました。
尋ねられた男は少し驚きますが、スカーレットたちが目的を告げると同行に乗ってくれました。どうやら無許可でカタコンベを探索しているトレジャーハンターのようです。


他に仲間が加わり、6人で警察の目を気にしながら出発です。
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閉鎖されたトンネルの裂け目からカタコンベに侵入するんですよ。
ところがジョージは乗る気じゃない。トンネル前でバイバイしようとするので、ベンジーがスカーレットに理由を聞いてみました。

「彼、幼い頃に洞窟で弟が死んで以来、閉所恐怖症なの」

スカーレットが嫌いだからかと思った。。そんな過去があったのね。
モタモタしてたら、巡回中の警察がやって来た!捕まりたくないジョージは仕方なくメンバーを追って洞窟内へ入ります。


撮影場所が妙にリアルなのは、カタコンベの取材OKが出たのかセットなのか。
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メンバーはビビッてるけど、ここまでカラカラに乾いた人骨だと怖くないのは私だけだろうか。犬のおやつに見えてしまって。


各々のヘルメットにライトとCGカメラが付いているので、視界に困りません(笑)
パピヨンの案内はスムーズです。
どこに水たまりがあるか、どちらを曲がればいいのか。迷子になりそうな細く暗い道を進んでいくのです。


意外とすぐに怪しい集団に出会う。
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パピヨン曰く「いつもいるイカれた奴らさ」とのこと。カルト集団かなにか?
警察が見張っていても、簡単に入れるって事じゃないか。本当に墓や賢者の石はあるのかな。



順調だった探索ですが、ここでスカーレットのKY発言が出ます。
「こっちの方が近道じゃね?」と。
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百戦錬磨のパピヨンはその言葉に反応します。
「そっちは絶対に行きたくないね。地下を知り尽くしていた友人が、興味に勝てずそちらに向かった。2年前から行方不明だ」

避けた方がいい道があるんだな。歴史のある地だから呪いや因縁は必ずある。それを守らなかった者は命を落とす可能性がある。近道だからという安易な考えで死ぬのはトレジャーハンターでは命取り。


人骨に囲まれた深淵に向かうのは、確かに「地獄」を彷彿とさせる。
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とりあえず、今のところホラー映画ではないね、これ。


少しずつではありますが、変な現象は起きます。
たとえばカタコンベ内に古びたピアノが突然現れる。ピアノでっせ?


そして固定電話が鳴る。電話?50年前に電話配線を回収したとパピヨンは説明しますがおかしいでしょ?
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よせばいいのにKYのスカーレットが電話に出るんですよ。
男性の声。
正体は後々わかりますが、深みにはまってしまった彼女たちにようやくホラーチックな展開が発生してきた。



ラ・トープ出現。
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彼がパピヨンの話していた行方不明の人。生きてたんですよ!生き永らえていた理由は不明ですが、パピヨンが言うには「別人のようだ」と。ラ・トープに促されるまま出口を案内されます。




え、降りろって?
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地下に入ったのにまだ降りろとラ・トープは言う。
普通の人だと「いやいや」と否定するのを、スカーレットは錬金術に関する膨大な知識を駆使して謎を解きます。
原題である『AS ABOVE SO BELOW』とは錬金術原理で「上なるものは下のごとく、下なるものは上のごとく」という意味だそうです。原理は逆さまということか?



スカーレットの難解な説明にメンバーは「お、おう」と半分???な顔で納得。そのままロープで降りて行きます。
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KY発言や行動が目立ちますが、彼女に付いて行かなければ誰もが迷ってしまうでしょう。まして地下ですから方向感覚は皆無。巨大とはいえ密室と一緒です。



スカーレットとジョージの翻訳で次々と謎をクリアしていく。
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インディー・ジョーンズのようで楽しいのは事実。ホラー映画を借りてきたのに!とストップボタンを押すのはもう少し待ってくれ(笑)




ほらー♪
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フラメルの死体を発見できたじゃーん!

占星術、錬金術、神智学、自然哲学などの知識が盛りだくさんで、私は大興奮!
・・・しつこいですが、これホラー映画ですよね?




フラメルの墓近くに必ず賢者の石はある。
割愛しますが、本当に博学でないと謎は一切解けません。謎解きには必ず罠が仕掛けられている。
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黄金小判がザックザク♪
つい手を伸ばして取ろうものなら罠が発動してしまいます!




お目当ての賢者の石も見つけたのに(これも複数石があって、正解を選ばなければならない)、天井が落っこちてくる!
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賢者の石は神話と占星知識で解き、何とかゲット出来ました。お宝は岩石で埋もれてしまいましたが。




怪我をしたメンバーに賢者の石を削って塗布すると・・・
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怪我が治癒した!!
・・・もしかして、ドラクエと同じ賢者の石ですか?スゲー!



錬金術の知識があれば落ち着いて出口は探せます。上下逆さまの原理ですから、天井に扉があるとすれば正解の出口は床にあるって感じです。私もわかってきたぜ!←単純



ん?
落盤で行方不明だったラ・トープがいる。あれ、フラメルの遺体もある!さっき通ってきた部屋じゃないか。
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けど、よく見ると遺体が先ほどと違う。ミイラ化してるし。
なんかヤバイ予感。上下の原理があるなら、対称の原理も働くってことかな!?



ラ・トープが襲ってきた!!
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もーなにごとー!?ラ・トープの行動も不明ですが、本作、実は序盤の探検部分に多くの伏線が張られていて、全部とは言いませんが後半部は一気にそれらが回収されていくんです。会話や一瞬映る映像なんかがそうなんですけど、気が付くか!

つまり、ボーッと観ていては勿体ない良質映画なのであります。



降りていくシーンが本当に多いですけど、これだってラストの扉を開ける伏線だったりする。
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錬金術って精神学にも通ずるのかしら。



ここに来てベンジーがやっと映る。カメラマンだったからねぇ。
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あ、後ろに女がいる!
よく見たら赤ちゃんを抱いていないか?




本当に出番(顔公開)が少なかったベンジーが死んでしまった!
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事故に見えますが実際は別の理由があるなんて仲間たちはわからないわけですよ。
仲間を失い、食料もなく、ヘッドライトの残量も僅か。目的が達成された今、早く地上に脱出したい状況下に置かれている。


本人たちは出口に向かっていると信じて進んで(落ちて)ますが、果たしてどこに通じるというのか。

「この門をくぐる者は 一切の希望を捨てよ」
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有名な一説ですね。
そう、門というのは地獄の門です。

さすがにKYのスカーレットも顔が曇ってしまいます。
行く道は一本道ですが、先は地獄が待っているなんて足がすくんでしまうのも無理はない。しかしKY女子は突き進む!だって賢者の石を持っているから、絶対に地上に出たいじゃん!



地獄に近づくにつれ、皆が幻影を見だします。

ジョージは死んだ弟を。
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壁には苦悶の表情をした顔が浮き出ていたり、謎の人物(顔ヤバめ)がこちらを見ていたり。
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幻影ではなく、実際に地獄に入ったのかもしれません。


パピヨンに至っては、見殺しにした友人が見える!これも幻影なの?
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実はこの男がカタコンベで「案内人はパピヨン」と伝えた人だよ、死んでたのか!すべては繋がっていたのだ。




哀れ、パピヨン。
最期はスケキヨのような死に方だな・・・
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自分の心に引っかかる重荷が自分を死に追いやる。
ジョージは弟、スカーレットは父親に。



ジョージも死んでしまうの・・・?
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スカーレットに関わったばっかりに(笑)





オチはジーンッと来たな。
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台詞いっさい無しの格好いい終わり方でした。地上に出られた理由もちゃんと錬金術に沿ってたし。



さあ、いったい誰が生き残った!?


★★★★★★★
錬金術についてはまったく知識がないので、最初はチンプンカンプン。
冒険活劇として観賞すると面白い。ホラー部分は中盤からですので気長に待ちましょう。ホラーと言っても毛が生えたくらいなので怖くはありませんが。
序盤のピアノや電話、謎の女の登場も解説を省きましたが、理由を回収してくれるのでスッキリ。しっかりと作り込まれた脚本だと思います。ちなみにスカーレットを見てて、KYな「トゥームレイダー」風だなと。父娘関係とかね。
そうなると、本作は結構著名な映画のパクリ・・・
m9(゜д゜)っ




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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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