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読書感想文『ぼぎわんが、来る』

3人視点が面白い
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・読みやすさ
★★★★☆
・恐怖度
★★★☆☆
・大どんでん返し度
★★☆☆☆
・感動度
☆☆☆☆☆
・総合評価
★★★☆☆



<あらすじ>
幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか…。第22回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。
-BOOKデータベースよりー



映画化されてたんだ!


原作を先に読みましたので、機会があればレンタルします!





さて。

選考委員(綾辻・貴志・宮部の神メンバー)全員が満場一致で大賞に挙げたという話題性もさることながら、やはり構成がうまいに尽きます。
全3章で構成されるているのですが、下記のように私も分類してみました。本書よりすこーしだけわかりやすくしてみましたの。


一章:呪いを被る者
二章:呪いを受け継ぐ者
三章:彼らを見届ける者


各々の視点で物語は進む。
二章まではガッツリのホラーです。確かに怖い。選考委員の貴志祐介に「早く先を読みたい作品に出会えるのは稀有」と言わしめたのだから相当でしょ?
それくらいに展開がスピーディでドキドキが止まりません!



一章の主人公は幼い頃に経験した恐怖を30年振りに思い出すんです。どうして?なぜ自分なんだ?って。
これが二章になるとガラリと変わる。主人公の妻目線で進んでいく。違和感なくそりゃもうガラリと!驚嘆の声をあげましたわ。
三章になると、ピースが次々とハマっていき激しいアクションになる。息つく暇がない。




今まで数々の呪い系を読みました。呪いと一口に言っても千差万別ですよ。正直、怖くねーわ!と憤慨したことも。
今回は呪い=バケモノです。
実体が見えるのよー。


ところが、この恐怖をさらに超えるのが人間って想像できます?バケモノを作り出すのは人間なんですよ。
一章から描かれていたのは、不幸に襲われる家族思いのサラリーマンでもなく、必死に子供を守る母でもない。それらをひっくるめた完全悪が根底にあるのです。

そして歴史は繰り返される。・・・はぁ、すげーわ。参った!!



台詞、行動、見落としてはいけない。
それが結末へのヒントになるのだから。


悪って小さな家庭から始まるなんて予想だにしなかった。いや、目を背けてただけ?


これから原作を読まれる方がうらやましい。私は二度と同じ衝撃度を得られないから。


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テーマ : ホラー小説
ジャンル : 本・雑誌

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