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『BLOOD GLACIER』

目新しさもない普通のSFホラー
パラサイトクリーチャーズ
youtubeの予告動画で面白そうだと思って借りてみました。結果、予告に騙された。
今回のメンバーは平均年齢が高め(40代~60代)で、若者みたいにギャーギャー騒ぐことは少ない。静かに物事は進むがオチも大したことはない。ないない尽くし!!主人公の台詞で「クリーチャーを生んだのは我々人間だ」ていうのがあったけど、一概には言えんだろう。
確かに温暖化による氷河の減少は人間のせいだけど、クリーチャーは突然変異の産物だぜ!?




これが予告動画です。良い感じでしょ?


もう少しテンポよく、さらに恐怖度が描ければ面白かったはず(それだけではない気もするが)。そうなると『エイリアン』は桁外れに面白かった。恐怖とはなにかを視聴者に叩きつけた怪作だ。私の中の基準はもはやエイリアンを超えるか否か。



高地に赴いて撮影した努力は認めます。景色、素晴らしいモン。
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氷山が年々減少している調査をおこなっているんです。
この外界から隔離された場所でクリーチャーたちと戦うのだ。ええ、ネタばらしですが何か?



この酔い潰れたパンツ一丁のハゲ男が主人公のヤネクです。
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酔ってて、ハゲててパンツ一丁・・・←2回も言うことか
いい歳こいてずっとこの山小屋で管理人をしている。愛犬ティニーが唯一の心の拠り所。ホラー映画って犬にしか心を開けないコミュ障が多い気がする。



このヤネク以外に研究員が3名います。
気の弱い所長のハロルド、負けん気の強い女ビルテ、そして黙っていれば男前のファルク。
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ヤネクとは寝食も別だし、なにより立場が違う。よって仲がいいはずがない。




この日はティニーの様子がおかしい。
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犬にしか感じない違和感。
何もない場所をジッと見つめる姿に、ヤネクが察知できていれば惨事は起きなかった。しかし惨事が起きなければ映画にはならないので。


ある日、研究に必要な機器が故障し、ヤネクとティニー、そしてファルクが観測地のある現地に向かいます。この時もティニーが落ち着かない。

そりゃそうだ。
氷山が真っ赤だもん。
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呆気にとられるメンバーは、突然出現した氷山のデータを採取します。
今までなかったのにと驚きを隠せません。



赤い氷山は洞窟を造り、奥まで続いているようです。
人間どもが他ごとをしている間、ティニーは洞窟内に入り込みます。奥に何かいるみたい。嫌な予感。
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キャンキャンッ!!


悲痛なティニーの鳴き声に、ヤネクは驚きます。
洞窟内で倒れているティニーのそばには、腹を裂かれた狐の死体がありました。なにごと!?

ティニーはお腹を怪我しているようです。
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簡単な治療を施して、研究所に戻ることにしました。他のメンバーに赤い氷山を知らせなければなりませんからね。



採取した氷山を調べると単細胞が見つかりました。
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もちろん初めて見る微生物です。あの巨大な氷山にビッシリと微生物が貼り付いている。
研究員たちは浮足立つほど興奮しています。世紀の大発見だモンな。それよりヤネクは怪我したティニーの方が心配。そばで死んでいた狐は狂犬病ウィルスを保有している可能性があるからです。

ただ、この微生物が人間(地球)にとって有害かどうかはわかりません。
そして所長からとんでもない言葉を聞かされるヤネク。

「じつは、数日後に環境大臣が視察に来るんだ」

なんでそんな大事なことを黙ってたん!?
氷山の一件について研究員は嬉々と感じ、ヤネクは危機と感じる。この差だよね。

ヤネクにとってもうひとつの悩みの種。
大臣のお供として、元恋人のタニアが同行している。ムチャクチャ苦虫を潰したような顔のヤネク。
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実はタニアも一年前までここで働いていて、ある日突然山を下りちゃったんです。ヤネクには何も告げずに姿を消したことを根に持っているハゲヤネク(ハゲは余計だ)。

ただの酔っ払いだと思ってましたが、俄然アルコールが抜けたみたいで正義感に燃える。確かに一度にイベントが起き過ぎだわな。目も覚めるわ。


その夜、ついにヤネクは見てしまいます。
牙を剥き出したデカい狐もどきを!
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研究員たちに狐もどきの話をしても信じてもらえない。アルコールが抜けてないんだろうって言われる。日頃のおこないのせいだぞ。



「本当に見たんだよ・・・ティニー」
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弱っていくティニーと一緒に眠りにつくヤネク。ティニーが可愛いんだよな。


翌朝。



研究所より離れた場所で朝食を取る大臣一行。
女性の大臣ですが、桁外れの判断力と行動を持つスーパーウーマン。これは後程わかるんですけどね。
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同行者はカメラマンやらSPやら、地元のガイドもいます。そしてヤネクの元恋人タニアも。ヤネクにはもったいないくらいの美人だな。ヤネクのどこが好きだったんだ?

大臣たちが来る前に赤い氷山をもう一度確認しに来たヤネクたち。

採集している横で立ちションをしたヤネクは、足元に転がる巨大ダンゴ虫を見てひっくり返る!
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放物線を描く小便!!!




すでに死んでいますが、この巨大なダンゴ虫を調べると毛が生えている。
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赤い氷山と関連性があるのか?
とにかくデカ過ぎである。



もちろん細胞を取って検査に回すけど、ヤネクは「これこそ大臣に伝える案件だ!」と言う。
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研究員メンバーは「調査段階で報告すれば、我々の研究の妨げになる」と猛反発ですよ。所長だけがオロオロしっ放し。ヤネクの言わんとしている事はわかるけど、今まで研究員たちとの交流を避けてたから、口を開けば険悪な雰囲気になる。

自分も気を付けたいモノです。



研究所でひと悶着中でも、大臣一行は観光気分ですよ。
「素敵ね~、ここでも写真を撮りましょう♪」とご機嫌な大臣。
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ヤネクは無線でタニアに連絡をします。

「どうしてもこっちに来るのか」
「・・・私を避けてるのね」
「違う!・・・狂犬病が発生したかもしれないんだ」←精一杯の嘘だね
「は?狂犬病?そんなので行程を変更なんて出来ないわよ」

タニアに押し切られてしまったヤネク。
押しに弱い奴だ。


と、カメラマンが蚊に刺された!
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これ、蚊か!?

蚊のレベルを超えてる大きさだぞ(汗)
こんな雄大な大自然だと、これくらいの蚊もいるんだろうと一行は気にしない。マジか!



研究所では、先ほどのダンゴ虫から採取した細胞でいくらかの情報をゲットできた。推察ですが、どうやら交配種として生まれた虫のようです。
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ちなみに何と?


キツネです。

オイオイとヤネク達は反論します。
「昨日今日でこんなに成長するのか?」
「虫の成長は早いわ。成長過程の遺伝子を虫側で引き継いでいればあり得る」
「むむむ」


おとぎ話で言うところの、狼男や人魚姫もこんな風に人間と別生物の交配から生み出されたモノだとしたら。もはやおとぎ話ではなくなってくるよ。交配が可能であればね!
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ティニーの容態は悪化。腹はドス黒く腫れあがり、体内になにかがいるのは明白です。
安楽死・・・ヤネクの脳裏に浮かぶ言葉。タニアと共に育てたティニーが死んだと知ったら彼女は・・・。猟銃をティニーに向けるヤネク。引き金が・・・引けない。


ヤネクは再びタニアに連絡します。
「登山ルートを変えて、早く小屋に来れないか」
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声色で何かを感じ取ったタニア。
「ティニーの容態が悪い」
「・・・お願い、私が行くまで待って。ルートを変更してそちらに向かうわ」

大臣に緊急とだけ告げ、ルートを変更します。険しいルートですが仕方がないですよね。


ん、向こうから若い女性が走って来るぞ!?
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あのデカい鷲はなんだ!?




タニアがルート変更したことで、ヤネクも彼女たちに一刻も早く合流する準備をします。それを止めたのが研究員たちです。
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「あなたは何もわかちゃいない!」
「何をだ?あんなバケモノを野放しにする事なんて俺は許せないね!」




そんなバケモノが大臣たちを襲う!
素晴らしい手作り感(笑)
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鷲と虫の交配種のようでクチバシが異常に長い。それを若い女性の足にグサッと刺してなにか注入しているみたい。

大臣やタニア達は絶叫ですよ。
SPも瞬殺で殺されちゃうし。運良くヤネクと合流し、転がるようにして研究所へ戻りました。

そこで出迎えたのは所長。
「大臣、どうぞいらっしゃいました♪」
「うるさい!」


泣きながらバナナを食う秘書にも
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「食べるか泣くかどっちかにしろ!」

男前な大臣である。
ここからは、ヤネクでもタニアでもない、大臣が大活躍するとは誰が想像したでしょうかっ。

所長曰く、ヤネクが研究所を出た後にビルテとファルクは衛星電話を持って例の氷山に向かったらしい。衛星電話がないと救援要請ができないじゃないか!
ブチ切れるヤネクは所長にヘッドバットを食らわす。
「そこまでしてバケモノを研究したいのか!」


一方、ビルテとファルクも、氷山に向かったもののアッサリとクリーチャーに襲われる。ビルテなんて顔を削ぎ落とされちゃうもの。やはり人間には有害な生物でした。
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マジで衛星電話がないと助からんじゃないか!と往復ビンタを食らわす大臣。
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所長、いろんな人から暴力を受ける(笑)
しっかりしてないからこうなるんだよ、バカだな。けど本当にヤバイ状況。先ほど負傷した若い女性の足も傷が膿んでいる。敗血症の危険性が高まってきた。

ヤネクは「俺がビルテたちのもとに行ってくる」と立ち上がる。タニアも参加します。
タニアは2人きりで話がしたいと思っていました。ティニーの状態も気になるし。ティニーは虫の息でした。けど生きている。タニアはそっとヤネクに注射器を渡します。
「楽にしてあげて欲しい」という意味ですね。2人でティニーが息を引き取るのを見届ける。ティニーは名演技でした。この出演者の中の誰よりも!


そうしてタニアの衝撃告白が。
「山を下りたのは・・・妊娠してたから」
「!!俺の子か?!」

当たり前だろ、恋人なんだから。

けど、彼女は堕胎しました。どうしてかはわかりませんが、激しい後悔に襲われたようです。ヤネクは相当のショックでした。彼女が自分の子供を宿したうえ、堕ろしていたとは!
そんな最悪の雰囲気でビルテを捜しに行きます。ま、彼女は顔削られて死んでるけどね。衛星電話が目的です。


研究所に現れる鹿の交配種。
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可愛いくらいの作り物感が溢れている!ドアをブチ破ろうとしますが、全身像が映らないよう首以外は入ってこない(笑)

大臣がドリルで鹿の頭に穴を開けて撃退。
返り血を相当浴びてますが、感染しないんですかね?



若い女性の足が最高にヤバイので緊急手術をすることに。執刀医はもちろん大臣。経験?あるわけねぇ!
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とにかくやれるだけの事はしなければ。ヤネク達も危険を顧みず衛星電話を探しに出かけたのだ。




オリャ!
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この映画で唯一といっていいグロ描写です。
中から黒い塊を取り出す。動いてるぜ。生きてるんだ。あの鷲はこの女性に何かを寄生させたんだな。卵かな?ティニーと一緒だよね。
取り出した塊を燃やして一件落着。傷を焼きごてで癒着し彼女の生命力に賭けます。名前もわからない子だけど元気になればいいのですが。


一息ついてたら、蚊に刺されたカメラマンが飛び込んできた。鷲の襲撃から行方不明だったんだけどね。
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体中がブクブクではないかっ!
やっぱりただの蚊ではなかったか。助けてと大臣たちに詰め寄るけど怖いわ!



ブ~~~~ン・・・
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首から大量の蚊が飛び出してきたよ!
この蚊は普通サイズだな(笑)

大パニックに陥ったせいで、火事になった研究所。ヤネク達の帰りを待たぬまま研究所は火の海に包まれる。踏んだり蹴ったりである。



ヤネク達もクリーチャーに襲われながら衛星電話をゲットしました。
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暗闇での格闘はサッパリ見えないので面白くない。





2人でガシッと抱き合う。いろいろあって愛が再燃したようです。
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40代の恋って濃いです←ダジャレにするつもりはなかった





研究所に戻った2人が見たのは、焼け落ちた建物と助かった大臣たちの姿。
良かった、助かったのね!衛星電話により救援のヘリも到着。
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無事にこの場所から脱出できたと思ったのですが、ティニーの亡骸にとんでもないものが!!




ティニーの腹から交配種が生まれていた!
これは、人間ぽくも見えるし・・なんだろう!
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ヤネクは殺そうとしますが制止したのはタニア。
自分が堕胎した過去を激しく後悔した彼女にとって、愛するティニーから生まれたコレが我が子に見えたのでしょうか。





全員を乗せてヘリは飛び立ちます。
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眼下に見えるのはさらに規模を拡大した赤い氷山でした。


★★★★★★★
なんと!ネットで皆様のレビューを拝見すると概ね高評価だった!
私の価値観がズレているのでしょうかっ!それとも私が設定したハードルが高すぎたのか。チープなクリーチャーは不完全燃焼だし、ヤネク達に同情するほど感情移入もできない。
犬のティニーと女大臣は良い味だしたけど、あくまで目線はヤネクだからな。
しかしタニアは交配種の赤ん坊を持って帰ってどうするつもりだろう。育てるの?研究するの?

絶対に我が子として育てそうな気がする。もしそうなら少しだけこの映画を評価したいわ(笑)

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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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