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『CABIN FEVER』

記憶に残らない平凡映画
キャビン・フィーバー
最近ホラー映画を撮ってるの?的なイーライ・ロス長編デビュー作品。
19歳の時、監督自身が経験した皮膚病を基に山奥で恐怖を味わう若者の姿を描いてます。彼の作品で期待するのはグロ・グロ・グロ。それ以外に何を望もうか←もっと違うのを望もう!
蓋を開けてみると、グロくないし面白くもない。同じ面白くないのでも『ホステル』のようなドキドキが欲しかった。グロよりドキドキ。実はこれがホラー映画の本質かも。





山奥に住むヘンリーが、愛犬の体が真っ二つになっているのに驚く。
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思いっ切り返り血を浴びてしまったヘンリー。

物語は、この飼い主と犬が発端となるのです。



今回の犠牲者たち↓↓


生え際が怪しいジェフと美脚のマーシー。
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序盤はラブラブなのですが、一気に冷え込むバカップル。



友達以上恋人未満のポールとカレン。この旅行で結果を出したいポール。
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唯一のシングルであるバートは、お調子者。お調子者の度が過ぎているのでエライ目に遭うことに。




彼らが途中に寄る露店にいた、デニスという子。
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いきなり手を噛んでくるんです!変な子やなで終わるかと思いきや、実は終盤にも出てくる。よく見るとドント・タッチ・デニスと書いてあるぜ。芸が細かいな、オイ。



山小屋に到着すると・・・
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「死霊のはらわた」のまんま!
いいんですよ。死霊のはらわたが大好きだから。てか、このシーンはどう撮ってもそうなるわな。


小屋に着くと、セックスを始める者、湖で遊ぶ者と各々で楽しむ一行。

独り身のバートだけは、銃を片手に山奥を散策です。狩りを楽しむんですね。お目当ての動物を狙って・・・


バキューンッ!
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人間を撃っとるがな!
よく見たら、冒頭のヘンリーだった!撃たれたのとは別に、様子がおかしいよね。肌が爛れているように見える。
焦ったバートは「助けを呼ぶ」と嘘をつき逃げ帰っちゃうんですよ。

人を撃ったのを皆に黙っているバート。
夜のお楽しみキャンプファイヤーが始まる。

火を囲んで話すのはこわ~い話
近所のボウリング場で殺人事件があったらしい。犯人は従業員だって。
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実はこの描写が一番怖いかもしれんね。




イーライ自身も従業員役で登場。首チョンパされちゃう陽気な店員役だ。
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バラバラにした手足でストライク!
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は無理やね。

「なにー、作り話でしょー?」
「本当の話だよ!小さい頃に俺が通ってた実在するボウリング場の話!」


すると物音がする!

犬と共に現れたのはグリムという男。こんな山奥にひょっこりはんです。怪しいに決まってる。
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「俺もパーティに混ぜてくれよ」
いきなりである。

さすがの皆も「それは・・・」と丁重に断ろうとしたら「俺、ハッパ持ってるよ」の言葉にウェルカムですよ。本当に馬鹿である。ところが急に雷雨が襲う。
「俺の大量のハッパが濡れちまう。取って来るから小屋で待ってて」とグリムは犬とその場を離れました。ハッパの魅力にイチコロなメンバーは、下品な話を楽しみながら待ってます。


ドンドン


グリムが戻って来たのかとドアを開けると、顔の肉が剝がれ落ちそうな男が立っている。ヘンリーじゃん!お久しぶり、てか死んでなかったのね。
「ヤバイ!」と焦ったのはバートですよ。見殺しにしたつもりが小屋までやって来たとは想定外。
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「助けなくちゃ」
「いや、あの顔を見たろう?なんかに感染しててヤバイ!」

仲間内で揉めていると、外で車のエンジン音がする。
ヘンリーが勝手に車に乗り込んだのだ!慌てて全員でヘンリーを捕まえる。と、大量の血を吐いたヘンリー。これはマズイ状況ですよね。しかも運の悪いことに、たいまつで追い払おうとしたのが仇となってヘンリーに引火。


火だるまのヘンリーは、叫びながら森の中へと消えたのです。
結果、池に飛び込んでそのまま死亡。
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ポールたちはヘンリーの生死を知らないのですから、顔面真っ青ですよ。
「死んだ?」
「助かった?」←それはねーだろ

とにかく警察を呼ぶしかない。そこは常識人です。


とろこが携帯の電波が届かない。
朝になって小屋周辺の民家で電話を借りようとしたら、生きた豚を殺す婦人に遭遇。
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「とんでもない豚をつかまされたよ!こんなの売れるわけないじゃないか!」
ポールたちを豚の卸業者と勘違いしてるようです。

「僕たち、ベジタリアンです」
と、謎の説明をしてなんとか電話を借りたのですが、彼女の部屋に見覚えのある写真が・・・。
彼女と写っているの、ヘンリーじゃね?マズイと慌てて小屋に引き返します。


しばらくして保安官が小屋にやって来る。正しくは保安官ではなく、バイトみたいな奴なんですよ。
この血だらけの車を見ても、何の反応もない。致死量の血痕ですよ!?
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「けどさ、君も若いからわかるだろうけどパーティは最高だよな」
この保安官(バイト)、大丈夫か?

車も動かないので、保安官(バイト)にレッカーの依頼をしましたが、どんなに急いでも明日になるらしい。全員がモヤモヤしてます。楽しい予定のはずが、もしかしたら殺人に関わったかもしれないもんね。



そんな中、カレンの体調が芳しくない。熱が出て非常に苦しそう。ポールは付きっきりで看病します。好きだもんね。側で寝息を立てるカレンの内股に手を伸ばしてしまうのは仕方ないよな。←いやいや

「ん。。。血?」

指に絡みつく赤い液体。最初は生理かと思いました。
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「助けて、ポール・・・」
なんと!ももの皮膚が爛れているじゃないですか!
バートは「隔離しろ!」と言い、ポールは憤慨します。

けど、症状が感染系かもしれないと疑い出した今、バートの言う『隔離』に反対する理由もない。結局、少し離れた物置にカレンを移動させます。驚くことに、カレンもその処遇に抵抗しない。すでに抵抗する力も残ってないのかもしれませんが。

結局、レッカー車も来ないまま、バートが車の修理をやってのけました!
「やった!皆、早く車に乗・・・」

バートの口から血が出ます。
この現状を仲間はまだ知らない。慌てて口を拭うバート。カレンに続いて自分も感染したらしい。
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ポールたちが物置にいるカレンを運び出そうとすると、カレンの激しい吐血が始まる。誰よりも驚いたのはバートでした。自分の生末を垣間見たからだな。自分もああなるのかと焦って車で逃走。
バート、最悪だな。


もっと最悪なのがジェフです。
必死で手当をするポールとマーシーに「お前らバカか?素手で触りやがって感染したぞ!俺はひとりで逃げる」と、これまたトンズラ。
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そのうえ愛するマーシーをとことん罵って去っていくのです。

やむなく再度カレンを物置に隔離したポールとマーシー。
男と女が窮地に立たされた時。
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セックスがしたくなるようです。




激しいセックスの後・・・
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ポールは念のため、下半身をリステリンで洗浄(笑)


その頃。

1人逃亡を図っていたバートですが、行きに寄った露店まで来ました。
例のデニスがいます。バートが「電話を」と声を掛けたら・・・
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「パンケーキパンケーキパンケーキ」

はい。
非常にヤバイ演出ですね。

デニスはおもむろに立ち上がると・・・



アチョー!!
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華麗なカンフーを見せつけます。
なんやこれは!



すると店からデニスの父親が出てくる。この親父も相当ヤバイです。バートと会話が成り立たない。しかもデニスを息子と言う。娘ちゃうんかい!
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挙句の果ては銃を持ってバートを追い掛ける始末!!
話が急展開過ぎるんですけど!



小屋でマーシーが泣いている。
ジェフという恋人がいながらポールとセックスしたから自責の念で?
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答えはノー。
正解は
全身の皮膚が爛れてきたからです。

これでポール、どっかへ逃げたジェフ以外が感染したことになる。しかし感染原因は?視聴者はわかってるけどねっ♪

ポール、ヘンリーの腐った死体を池で見つける。
枝でツンツクツンと突く。バカなことするから落ちます。
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腐乱死体と一緒にスイミング。オゲー!

つまりが感染源でした。正しく言えば、感染したヘンリーの死体が浸かっていた池の水を飲んだため。
原因がわかれば感染を防げる!ジェフに知らせなければと、彼が籠っている洞窟に向かったポール。そこにいたのはジェフではなく、いつのまにか退場していたグリムの死体!体が半分コ!



自分の体に悲観したマーシーは、小屋を飛び出します。そこに待っていたのがグリムの犬。グリムが感染してたら、犬も当然感染してるよな。
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画面をわざと赤く染めたのと、シェイキーカムのカメラワークは、死霊のはらわたを彷彿とさせる。

小屋=死霊のはらわた

もうこの図式は試験に出てもおかしくないよね!


ポールが小屋に戻って来た時には、マーシーの肉片しかない。
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犬、スゲー食欲やったんやな!見事にバラバラに食われている。



やはり心配なのは物置にいる愛するカレン。忘れてたわけではない。
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犬、まだ食っている。
「内臓が柔らかくて美味しいワン!」



私のお肉、美味しい?
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カレンの見事までの顔に、ポール絶叫!100年の恋も一気に冷める!恐ろしいのは、犬に内臓を食われながらも生きているカレンの生命力!

犬はもちろん銃殺刑。
こんな姿でも生きているカレンを、ポールは鶴嘴でとどめを刺します。よりによって鶴嘴て。もっと楽な方法あったろうに。

ジェフ捜索は諦めて小屋を脱出しようと準備をしていたら、バートが戻って来たよ!
感染より怖い奴らがやって来るってポールに訴える。

もはや助かる見込みのないバートが最後にポールのために犠牲になったよ。
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そしてポールの素晴らしい殺人アクションは、ものの5秒で3人を瞬殺。
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感染より致死率高めやわ。




店主の乗って来た車を拝借して町へと逃げるポール。
激しい吐血でフロントガラスが真っ赤に染まる!発症したんだ(涙)そうだよねぇ、ヘンリーの浮かぶ池に落ちたんだもの。
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おかげで鹿を轢いてしまい車は大破。仕方なく歩いていると楽しい声と音楽が聞こえる。そこには保安官(バイト)と若者が酒を飲んで騒いでるじゃないですか。

保安官(バイト)は「ああ、ワスレテタ」と悪びれる様子もなくポールに近づく。
そこへ無線が入る。
「悪性の感染が蔓延している。感染者を見つけ次第射殺しろ」

とんでもない無線である。まずもって射殺って言葉が出ることがおかしいだろ。
保安官(バイト)と若者は、明らかにポールを疑っている。


先ほども言いましたが、ポールの殺人技に無駄はない。
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あっという間に叩きのめす。なぜか保安官(バイト)は気絶させただけだ。WHY?

しかしポールの体力も限界。
意識が遠のき・・・

目が覚めると病院でした。自分の状況がまだ理解できないポール。
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けど、体は感染を示す皮膚の爛れがハッキリと浮かんでいる。
そんな彼を見つめる医者はいくつか質問をします。ポールは上手に答えられない。とても過酷で辛いことが一度に起きた。何から話せばいいのか。



医者は病室を出ると、保安官(本物)に「うちでは扱えないですね」と匙を投げる。オイオイ。
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保安官(本物)も「うちが預かりましょう」と承諾する。

ん?どういうことでしょうか。


ところで。
例のジェフですが、無事に生き延びていました。水ではなく最初から最後までビールを飲んでいたのが幸いしたのです。運のいい奴ですなぁ。
血だらけの小屋を見て、やはり自分は隔離して正解だったと小屋の前で万歳三唱ですよ。
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バンバンバン!!!


ジェフ、射殺される(笑)
おまけに火で燃やされるというオチつき。助かったのに、感染してなかったのに殺されちゃったよ。
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このシーンはナイト・オブ・ザ・リヴィングデッドに似てますね。
本当に皮肉です。唯一の生存者を殺すなんて。ま、ジェフはムカつくからいいか。いいのか?




ところで。


ポールはその後どうなったかというと。
川で死んでいました。
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つまり、病院のシーンはすべてポールが見ていたなんですよ。実際は、保安官(バイト)によって川へ投げ捨てられたのです。なんてこった!病院のシーン、いらんやん!
まあ、これもジェフの射殺シーンと同様に皮肉を込めた1シーンなのでしょう。

ポールの死体を写すカメラがゆっくりと引いていくと、子供たちが川の水を汲んでいます。

その川の水でレモネードを作って販売してますよ!ヤバイって(笑)
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しかも最初の客が保安官(本物)ですわ。
美味そうにレモネードを飲む・・・


そして感染は広がっていく。


★★★★★★★
本編と関係のない「ボウリング場」のシーンと「デニス」のシーンは、イーライ・ロスの頭の中を覗きたいほど。何が言いたかった?
ボウリング場は場を盛り上げる布石としても、カンフーデニスのパンケーキはいくらなんでも(笑)
それでも、彼が名作ホラーのオマージュを意識していると思われる場面もあって、嬉しかったのは確かです。

久々にレビューを書いたら仕事以上に疲れました。グッタリ!



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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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