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『VIRUS』

SFホラーが名作になる壁は厚い
ヴァイラス
比較的新しい作品だし、名だたる演者が勢揃い。
なのに面白くないって何がいけないのでしょう?私、理由が少しわかる気がします。
二番煎じに感じるのです。「どこかで見たシーン」「どこかで聞いた台詞」では、過去の名作を超えられない。
小粒でも心に残るシーンが欲しかった。




南太平洋沖、ロシアの解析船ウラディスラフ・ヴォルコフ号が謎の電磁波に攻撃されるシーンからスタートします。
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ちょっとわかりづらい内容で、どういう目的でロシア船が航海していたとかは説明なし。
飛び交うロシア語の悲鳴だけを見せられる。船員は全滅したのでしょうか。


そして場所を同じくして、大型台風に巻き込まれた貨物船が。

保険に入っていない貨物を捨て、シースター号は命からがら台風の目に避難しました。
貨物より命の方が大事だよ。
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しかし、台風から逃れられたわけではない。船員が途方に暮れていたところ、冒頭のロシア船を発見するのです。自船よりかなり巨大な相手にすがる思いで呼びかけるも応答なし。



保険に入っていなかった貨物がパーなので、自殺を試みる船長。
この船長のせいで、船が沈みかけたから船員としては死んでもらっても困るわな。
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タイミング良く船員が声を掛けなければ死んでたな。



ロシア船との比較。
比べものにならないくらいデカイですよ。
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再三の呼びかけに一切反応しないのが解せません。
訝しむ前に、船長が閃く。

「乗り込むぞ!」

もちろん船員は「嘘だろ?」と躊躇ですよ。ロシア政府が所有する船へ勝手に乗船するなんて、射殺されたらどうするのよ。

船長、こんな風に語ります。↓↓
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つまり、乗組員が全員行方不明または死亡が確認された場合、法律では発見者に謝礼金が発生するんだって!
謝礼金は船の規模によるので、とんでもない金額ですよ。一時は自殺も考えていた船長が、水を得た魚のように張り切っちゃう。

船員も大金を手にするチャンスが得られるとわかると、船内探索に意欲的になる。現金な奴らだ。

船内の電力を付けると、突然勝手に動き出す機器たち。
乗りつけたシースター号に向かって錨が落とされる!
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おかげでシースター号は大破し、沈んでしまいます。帰るべき船を失いショックを受けるかと思いきや、船長は目の前の宝に夢中で気にしていないようです。



既に機関室に向かった仲間に忠告するも、このロシア船が「普通」じゃないと一部の船員は感づいている模様。
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全てをつかさどる機関室にはもちろん人はいないのですが・・・

アラ?何か小さいロボットがいますよ?
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機関室にいた仲間はロボットを追いかけ、そのまま何かに襲われてしまいます。



犠牲者が出たことも知らず、謝礼を貰う条件を満たしているか、船内をくまなく調べるメンバー。

おい、血がベッタリ付いてるぜ。
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けどね、乗組員がいなけりゃそれでいいんです。なんなら好条件だ。お金に目がくらむと、目の前の現実に真摯に向き合えないのかもしれませんね。政府の船だから武器もわんさかあります。持てるだけ奪ってしまえばいい。

もはや盗人根性丸出しのメンバーですよ。
もちろん善人もいますが少数です。生き残るメンバーが自ずとわかるストレオタイプな映画と見た・・・。

医務室で生存者発見!!
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ガスマスクを被ってます!外すと美しい女性でした。
ロシア船の乗組員に間違いなさそうですが、非常に怯えています。何に怯えているのだ?ガスマスクの理由は?





他にも生存者がいるかもしれません。機関室を制圧しないと返り討ちに遭うかもしれませんから、探索中のメンバーを機関室に向かわせることにしたのですが・・・
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ロボットがロボットを作っている!?





ロシア女性は叫びます。
「早く電源を切って!」
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「皆、殺されるわ!!」

何故かというと・・・



ロボットがロボットを作る楽しい現場にいたメンバーが、突如襲われます!
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ロボットもよく見れば武器を装着していて、明らかに攻撃型のロボットじゃないですか!




しかも、人型ロボットが現れたらね・・・猫型ロボットであるドラえもんも真っ青ですわ。
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見た目は安っぽいターミネーターって感じだけど。




なんとか人型ロボットを倒し、船長たちに見てもらう。
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明るい場所で見たら異様さが一層増します。だって、人型というより生身の人間が改造された風貌だから。
これはロシア女性に聞くしかない!



「航海中、我々は謎の電磁波によって攻撃を受けたの」

「電磁波は船内のあらゆる電子機器を乗っ取り、乗組員は毒ガスによって死んだ」

電磁波が船内を乗っ取って、毒ガスを発生させたという事らしい。にわかに信じがたい内容にメンバーの顔は曇る。

「なにより恐ろしいのは、船員をロボットに改造したこと」
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馬鹿らしい!と打ち消したのは船長。せっかく手に入りそうな大金が、ロボットによって邪魔されるなんて。いや、そもそもロシア女性の作り話じゃないのかと懐疑的。
船長にしてみれば、生き残りであるこの女性が死ねば万事解決と思ってる危険思想だからね。

「こりゃなんだよ!」
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人型ロボットの脳にはパネルが埋め込まれています。人間の体を改造するだけではなく、脳をも支配しているという事です!ということは、脳からあらゆる情報をゲットできるってことか。
悲しいことに、横たわっている人型ロボットはロシア女性の夫だという。よく見たら結婚指輪がしてあるわ。最愛な人の成れの果てを見て涙を流す。




一時は回避していた台風が再びメンバーの前に現れます。台風の目に入ってただけだからね。
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台風とロボットの挟み撃ちにあってる感じだよね。


ここまでダラダラと見せられた感があったので退屈でした。
ホラー映画じゃないかもしれないとさえ感じたほど。半分瞼が落ちかけた頃・・・


ロボットが人間を血祭りにあげるシーンが中盤からテンコ盛り♪♪
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内蔵デロ~ン♪


中途半端な人型ロボット登場。
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出来立てホヤホヤ時は生臭そうですね!

脳を乗っ取れば、人間の思想や言語も解読・解析できる電磁波たちからメッセージが届く。


「人間はヴァイラスだ」
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病原菌と言われたメンバーは、戦うよりも逃げる事を優先させました(笑)
当たり前だけど勝てる気がしないよね。船内にはロボットがウヨウヨいるし、限られた武器だけでは限界がある。
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しかし船外は大型台風だから、脱出方法を考えなくてはなりません。




逃げるって言ってもね、船内には防犯カメラが無数に設置しているので追跡されるし、言語も理解されているから脱出するという計画も筒抜けなんですわ。
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とにかく行動がバレバレ!
人間の脳を解析すればするほど、電磁波たちは人間を「絶対悪」と認知している様子。この種族は殲滅しなければいけないという正義感に溢れた奴らなのだ!


人間を細切れにして遊んでいる感じがするよね。
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中盤以降、肉片と血だまりのオンパレードで心が躍ります!


脳は大事だから頭だけは無傷だけど、後はグッチャグチャ(笑)
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この匂いまで漂ってきそうなシーンは100点満点を差し上げよう!




そんな状態なのに、船長はまだ諦めていないよ。
ロボットに訴える。「俺は人間の中で優秀な男だ」と。
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どこが!とは思いますが、ロボットは船長の言葉に耳を傾けます。船長は「しょせんロボットだから手懐ける」と思ったんでしょうね。




船長、哀れ人型ロボットにwww
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しかも頭は船長だけど、体はロシア人だよ。無理やりくっつけられちゃった!





「エイリアン」と同じように、ロボットにはクイーンサイズのロボットがいるんですよ。こいつが執拗にメンバーを追いかけてくるんです。攻撃は地味だけどね。
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船底に燃料を溜めて爆破するしかない!と、デカい声で計画するからさ・・・





ロボットが先回りして起爆装置をゲットしちゃった。メンバーもいい加減に気が付けよ!と思うよね。
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残り10秒前で起爆装置を破壊したロボット、グッジョブ!


ここからは苦行の時間。
展開がま~たダラダラとなり、ハラハラしなけりゃ心躍るグロシーンもない。


ハッ!と気が付いた時には生き残ったメンバーが海上に浮かんでいた。
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2人が生き残ったのか・・ん?もう一人いるぞ。






ギャーー!
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なに、このオチ。



★★★★★★★
ジェイミー・リー・カーティス、ウィリアム・ボールドウィン、ドナルド・サザーランド・・・
出演者は豪華だが、ここまで心に残らない映画ってある!?
睡眠導入剤レベルの展開なうえ、電磁波の正体がわからないまま終わる。SFホラーの中では底辺級な内容でした。
今年は観賞したホラー映画の質が悲しいことになってるよ。
選んで観賞しているわけではないから、ハズレもある。根気よくアタリを探してきますね。




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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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