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『Diary of the Dead』

ダイアリー・オブ・ザ・デッド
ダイアリー・オブ・ザ・デッド
久しぶりに、ロメロの作品を観ました。
風刺が効いた作品作りで知られるロメロのゾンビ映画は、世界中で賛否両論を起こさせるゾンビ界の指標となるもの。ロメロのゾンビ映画は中盤の中だるみが特徴なんですが、今作もそれが遺憾なく発揮されてます。
POV撮影なのに、ご都合的なカメラワークのためロメロの思考が手に取るようにわかります。
それでも我らのロメロですから、新作が出れば観てしまうのでしょうが・・。



映画冒頭。
殺人事件が起こった現場の生中継ニュースです。
女性レポーターが現場で状況を説明していると、彼女の後ろにあった死体が動きだします。
そして救急隊員を襲ったのです。カメラは動揺しつつも撮影を続けますが、ゆっくと歩み寄る女性レポーターの顔面を食い千切ったのです・・・。
DOTD:始まり



一方、山奥で卒業制作のために映画撮影をしていた大学生たちがいました。
撮影を仕切るカメラマン兼監督のジェイソンは、常にカメラを離さずレンズ越しの会話です。
そんな彼らのもとにラジオから奇妙なニュースが飛び込みます。
DOTD:ラジオニュース

全米各地で死体が蘇り、人を襲っているというのです。
学生たちはこのニュースに驚きます。気味が悪いと言う者や、誤報だと言う者。
DOTD:学生たち


変なラジオニュースのせいで、とても撮影を続ける雰囲気ではなくなった為、早々にジェイソンたちは山奥をあとにします。ジェイソンには寮で生活している恋人のデブラがいました。
彼女の身を案じたジェイソンは、仲間と共に寮に向かいます。
DOTD:デブラ

学生たちが逃げ出した無人の寮にデブラはいました。
家族と連絡が取れず困り果てていたのです。デブラの家に向かおうとジェイソンは彼女を連れ出します。


相変わらず車中のラジオや携帯のyou tube動画では死体が蘇るという情報が錯綜しています。そんな混乱した社会をカメラに残そうとジェイソンは常にカメラを回し続けます。
お陰で車中にいる仲間から総スカンです。


そんな彼らを乗せた車の眼前に、火だるまになった車が飛び込んできます。
何事かと思っていると、黒い人影がゆっくりと近づいて来るではありませんか。完全に焼け焦げた人間が、車を叩きます。皆は絶叫し、車を出せと叫びます。
そして、ゾンビらしき数人をバタバタと轢いてしまいます・・。
DOTD:ゾンビたち


しばらく走行していた車を道端に停め、今見たモノはニュースに出てきているゾンビなのだろうかとジェイソン達は話し合います。家に帰りたいと皆が口々に言い出した矢先、一発の銃声が響きます。
先ほど、車でゾンビを轢いた運転手の女学生が、罪の意識からピストル自殺をはかったのです。慌てて介抱するものの、虫の息です。
とにかく病院に連れて手当てをしなければ!皆は病院に向かいます。
DOTD:病院にて


とろこが病院には人がまったくいません。
それどころか中は荒れ果て、異様な雰囲気です。それでも医者を捜そうと手分けして走り回っていると、医者らしき人を発見。
ところが・・・。
DOTD:医者ゾンビ
ゾンビでした・・。
仲間は思わず銃で撃ってしまいます。頭を狙っているところを見ると、ゾンビという定義がよくわかっているようです。すると奥からナース姿のゾンビが出てきました。


ナースの頭に電気ショック!
目玉が吹き飛び、素敵なシーンです。
DOTD:ナースゾンビ


そんな危機的状況にありながらも、ジェイソンは常にカメラ撮影に必死。
カメラを置いて、人を捜そうと言う恋人デブラの意見も聞かず、充電する姿が情けない。
DOTD:ジェイソンのワガママ


そんなジェイソンにデブラが反撃。
病院内に都合よく捨てられていたカメラを拾ってきて、ジェイソンを挑発します。
DOTD:デブラの嫌味


そんなバカなやり取りをしている間に、女学生が死亡。
その死体はしばらくするとゆっくりと動き出しました。死んだ者まで生き返るのかと学生たちは震え上がります。そんな状況を打破したのが彼らの教授。静かに引き金を引き、殺してしまいます。

射殺した姿もしっかりと撮影するジェイソンに対し、教授は・・
DOTD:教授の苦言
「君は何でも記録に残そうとする傍観者だ」と苦言を呈します。

しかしジェイソンも負けてはいません。
「映画を撮れと言ったのは、教授、あなたじゃありませんか」


そんな小競り合いの中、犠牲者は増えていきます。
DOTD:被害続出
仲間が襲われようが、しっかり撮影するジェイソンは立派な監督になれることでしょう!


一方、街中ではゾンビが少しずつですが数を増やしているようでした。
DOTD:町の状況



長い走行のため車の故障は当たり前。
皆で、工具がありそうな小屋まで車を押している間も、ジェイソンは撮影中・・。
DOTD:車の故障


小屋の持ち主は耳が不自由な老人です。
首から提げたボードで会話のやり取りをするんです。この老人がとてもキュートで素敵なんです。
DOTD:爺さん


ところが車の修理も済み、さあ老人も乗せて出発だという時に!
老人がゾンビに襲われてしまいます。その後、老人が取った行動は、ゾンビもろともツルハシで頭を貫くのです。あまりにもかわいそう過ぎる!
DOTD:爺さんの最期


道中で強盗団に襲われたりしますが、意外と彼らが良い人だったりします。
旅に必要な燃料や食料、はたまた武器まで分け与えてくれるのです。こんな状況だからこそ、協力し合うって大事なんですよね・・。
DOTD:強盗


ジェイソンは今まで撮り続けたテープの編集をしています。
デブラが心配して「あなた、家族との連絡を取っているの?」と言います。デブラにしてみれば、彼氏が家族の事より撮影を重視していることが考えられなかったのです。
DOTD:亀裂
ジェイソンにしてみれば、自分の命よりも今後生き残るであろう人々の為に記録を編集したいと熱く語るのですが、デブラはには理解できません。


アメリカで起きているこのゾンビ騒動は、東京にまで飛び火している模様。
you tubeで悲痛な面持ちで訴える日本人女性・・。
DOTD:東京


そして追い討ちをかけるかのように、デブラ宅に到着した先で見たものはデブラ家族の変わり果てた姿でした。
発狂するデブラをよそに、淡々と家族を殺していく教授が格好いいのですが・・。
DOTD:デブラの母



皆、精神的にボロボロな状態ですが、そんな彼らにつけ込む悪い傭兵たちが、ジェイソンたちの食料や武器を奪ってしまいました。国を守る軍人が民間人から略奪行為をするなんて、混乱した世界に秩序はないのでしょうか。
DOTD:傭兵


映画エキストラの友人が住む自宅に向かったジェイソンたち。
すごい豪邸で、屋敷内には監視カメラがいっぱいあります。
DOTD:安住の地
やっと安住の場所が見つかった彼ら。かなり田舎なので人(ゾンビ)が少なく、豪邸なので食料も確保されているのです。この屋敷の息子は、書斎の隠し部屋にいました。
DOTD:隠し部屋
ん、変な格好・・。

各々、部屋を与えられ、つかの間の休息といったところですが、デブラはなぜかこの友人が気になって仕方がありません。彼以外に家族が見当たらないのです。問い詰めると・・。
DOTD:告白


どうやら彼以外の人間はすべてゾンビになったようです。
デブラはこの友人の挙動に不信感を募らせます。そう、目はうつろ、会話は支離滅裂になり、歩行も困難になってきたのです。
そしてとうとうジェイソンを襲います。ゾンビになっていたのですね・・。
カメラが落ちてしまいますが、こんなうまい具合な場所に落ちるでしょうか。
DOTD:ジェイソンの危機


絶望的な状況なのに、ジェイソンはカメラを取ると、食われながら撮影をします・・。
デブラ達がゾンビを退治したのですが・・・。
DOTD:頭切断


カメラを抱いたまま絶命したジェイソン。
デブラは泣きながらジェイソンをそっと撫でます。襲われながらも必死で撮影を続けたジェイソン。
そんなジェイソンの頭に、教授は銃弾を撃ち込むのです・・。



数日後、隠し部屋に残っていたのはデブラを含めて3人でした。
あんなにいた仲間たち・・。彼らのため、いやジェイソンのためにデブラはジェイソンが遣り残した映画の編集をすることを決断します。
そんな彼らをあざ笑うかのように、屋敷の外や中にゾンビがわらわらと集まってきます。
DOTD:監視カメラ
DOTD:監視カメラ2



デブラ達は・・生き残ったのでしょうか。
DOTD:篭城





この映画はジェイソンが撮影したものを、デブラが編集、作成したようです。
撮影できたとしても、混乱した世界でどうやって編集作業ができたんだろうと不思議に思いますね。しかも親切な音声解説付きなんです
隠し部屋に閉じこもったデブラ達のその後も気になるし、どうやってこの映像が残っていたのかも謎。
ホラー映画に謎もなにもないですが、視聴者に答えを委ねる手法はロメロお得意芸ですからね。
最後のシーンは強烈でなかなか良かったですね・・。
DOTD:エピローグ


このゾンビ女に対して銃を向ける人間たち。
DOTD:エピローグ2


ドカーンッ。
DOTD:エピローグ3



この演出だけで満点をあげたいくらい。
ナイト・オブ・ザ・リビングデットの時代から描き続けてきた、人間の残酷さ。
こういうシーンは次作の「ゾンビ」にも引き継がれ、私たちに何を訴えているかのようです←そこまで深くは考えていませんが・・。
そう言えば、ジェイソンたちを襲った傭兵たちがいましたが、彼らがロメロの次回作「サバイバル・オブ・ザ・デッド」の主人公らしいです。次の作品のキャラを登場させるなんて抜け目ないなぁ。


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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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